気づきの旅だった。

長いドサ回り旅を終えて数週間。
まだその余韻の中にいるのか、
もう次行ってみよーなのかよくわからず。

ただ忘れてしまう前にここに残しておこうと思うのは、このドサ回り旅は終始楽しかったこと。もちろんそこにキッツイんやでー、もあるのだけれども、ひとつひとつのエイドをクリアしていく達成感、そこに目標より少しでも早く到達する喜び。
心配していた胃腸問題も自分なりによく考えて対策を講じて実践したことがパーフェクトにハマったこと。
試走をして心身構えが十分にできていたこと。
色んなよい要素がうまい具合にハマった、
人の言葉を借りるならば、パズルピースがバスっとぴたっとうまくはまった出来事だったのだと思う。

もうこの先こんなことはないかもしれない。
今年の運を全部使い果たしたかもしれない。
（それでもいい

夜通し山を旅していて、ゾンビにも引き摺られず、集中力を切らさず、ゴールまであと少しでも歩かず最後までタイムにこだわり続けられたこと。
思い返してもあれは何だったのか、いまだによくわからないのだけれど、
自分はトレイルが好きで続けているんだと気づいた旅だった。

来年も好きな旅だけにこだわって。
それは
行きたいところへ
行きたいひとと
行けるタイミングを逃さず
いつも山と人に感謝して。