見出し画像

中山大障害(GⅠ)と阪神カップ(GⅡ)の分析と傾向



あおい
「新企画の万馬券転がしはダメだったね」

馬五郎
「そやな、おもしろいと思ってやってみたけれど、全然やったわ。それに1レースでも的中しても結果が投下資金の2倍程度にしかならないことが、実際にやってみて、分かったことでもええんとちゃうかな」

あおい
「馬五郎さんって、優しいのね。あの企画で怒られるのかとおもった」

馬五郎
「いい経験だったよ。次回からは、やり方をもとに戻すわ。もとのやり方ほうが利益が出ていたからな」

あおい
「それじゃ~年末だし恒例のオープンレースの分析と傾向の解説をお願いしますね」

馬五郎
「そやな、今回は長くなるので、2回に分けて言うで、有馬記念は次に言うわ

まずは、中山大障害から

・中山大障害(GⅠ)

せやなぁ、なんやかんやで名ジャンパーたちが歴史の壁を乗り越えてきた中山大障害やねん。これが100回目の開催やで!1999年にはグレード制導入して、年2回から年1回に変わった上に、J・GⅠに昇格してんねん。オジュウチョウサンも2016年、2017年、2021年と3度も優勝しとるし、その度にJRA賞最優秀障害馬にも選ばれてるんや。

で、過去10年のデータ見てみたら、東京ハイジャンプ組がめっちゃ活躍しとるで。なんと、前走が東京ハイジャンプやったJ・GⅡ組は5勝してて、3着内率も50%以上や。アップトゥデイトも2015年にJ・GⅢから参戦して優勝してるし、その前は小倉サマージャンプ以来の約5か月ぶりの出走やったで。ちなみに、9月のJ・GⅢ阪神ジャンプS組も結構好調で、11月の京都ジャンプS組はちょっと苦戦気味やな。

障害重賞の優勝馬も気になるやろ?過去10年の3着以内馬のうち、なんと17頭も障害重賞制覇してるんや。特に3900メートル以上の重賞を制した馬は、連対率が44.4%あるから、これらのレース勝った馬は要注意やな。中山グランドジャンプ、阪神スプリングジャンプ、京都ハイジャンプもあるから、これらのレースで勝った馬も押さえておきたいで。

中山の障害コースはなんかユニークやな。深い谷を下って上る坂路障害があって、これが重要みたいや。過去10年の3着以内馬のうち、なんと21頭も中山で勝っとるから、中山の実績も大事やで。特に同年中山の障害レース制覇した馬は好成績やねん。これらの馬は期待できそうやな。

最後に、馬体重も見とかないかんね。500キログラム以上の馬が7勝してて、好走率も500キログラム未満の馬より上や。500キログラム以上の馬が単勝2番人気以内になったら、3着内率が70%以上あるから、頼りになる軸になりそうや。逆に6番人気以下の500キログラム以上の馬は全然振るってへんねん、これも覚えといた方がええで。

次は阪神カップ

・阪神カップ(GⅡ)

おおっ、年の瀬の名物重賞、阪神Cやなぁ!ここ近年はなんやかんやで人気サイドが強い決着が多くなってきてるんやって。昔は高額配当の舞台やったけど、最近はあんまり荒れんくなっとるで。2010年から2014年までやったら、3連単の配当が20万円超えてる年が毎回あったけど、2015年以降は2018年だけやで。それも34万5820円やねん。なんかひと昔前よりも安定してきとる感じがするわ。そやから、今回は過去10年のデータから、好走馬の共通ポイントを分析してみたいねん。

まずやな、キャリア28戦以上の馬はあんまり好走してへんって。過去10年の3着以内馬30頭中、なんと29頭が通算出走数が27戦以内やで。28戦以上だった馬は3着内率1.8%やから、キャリアが豊富な馬はちょっと遠慮した方がいいやろ。

次に、重賞での実績や脚質に注目やな。過去10年の3着以内馬30頭中、29頭が前年以降のJRA重賞で“着順が2着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験がある馬やで。この経験がない馬は3着内率1.3%やから、これは要注意やねん。昨年以降のJRA重賞で連対してない馬や、連対しても4コーナー通過順が10番手以下だった馬は、ちょっと割り引きが必要そうやで。

GⅠで8着以内の経験も大事なポイントやね。過去10年の3着以内馬30頭中、25頭はJRAのGⅠで8着以内となった経験がある馬やで。この経験がない馬は3着内率6.5%で、やっぱり厳しいみたいや。ただし、GⅠで8着以内がない馬でも、前走が重賞で3着以内だったりすると、まだ可能性あるかもしれへんねん。

あとな、近年は前走の距離も重要なんやで。過去4年の3着以内馬12頭中、9頭は前走が1400メートル超やった。1400メートル以下だった馬は3着内率7.1%で、結構苦戦しとる感じや。ただし、1400メートル以下だったけど3着以内に入った馬は、“JRAのGⅠで1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が0.0秒”となった経験がある馬やで。やっぱり実績がある馬なら、距離が短くても大丈夫そうやね。

こんな感じやな。有馬記念は、次に解説するわ」

あおい
「有馬記念は次なのね。でも、いつもすごい分析やね。次の有馬記念もよろしくね」

馬五郎
「おお!わかった」