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#4『セレストラ』の物語「風の舞う者たち」

イデアンは、アルドリックに促されるまま、森の中を散策してみることにしました。

そこで、イデアンが目にしたのは、不思議な生き物たちでした。

空を泳ぐように翼を広げ、風に乗って浮遊する不思議な生き物たちが、そこにはいました。
彼らは「風の舞う者たち」と名乗り、イデアンに自然の摂理について教えてくれました。

彼らとなぜコミュニケーションがとれるのか、イデアン自身、よく分かりませんでした。
彼らが自分の頭の中に直接、話しかけているような、でも、言葉ではなく、なにかエネルギーを感じているだけなのに、相手が何を語りかけているのかが、なぜか分かるのです。

「我々は風の声を聞き、大地と空をつなぐ者。 風は自然の息吹であり、すべての生き物にエネルギーをもたらすものだ。自然はバランスと共生の中に美しさを持ち、我々はその一部である。」

彼らの一言一言に、イデアンは心が震えました。

「風の舞う者たち」が語る自然の摂理は、生態系が調和し、それぞれの存在が互いに影響し合いながら生きていることを示していました。

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