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♯143 べにこうじ!

“コバヤク”こと小林製薬が大ピンチに陥っています。

報道によりますと小林製薬が製造した
“紅麹(べにこうじ)”の成分を含む健康食品を摂取した人が
腎臓の病気などを発症し現時点で5人の方が死亡したとの事。

で厚生労働省は会社側の調査で健康被害があった製品のロットに
青カビから発生することがある“プベルル酸”という物質が
含まれている事を確認したと明らかにしました。

まあ会社としては思いもしない事案が勃発し
困惑しているのが正直なところだと思いますが
今回の会社側の対応は危機管理の面から見て
かなりレベルの高い対応だと思っています。

まず何がどうあれ速やかに会見を開いて謝罪する。

この様な事案が起きた場合真っ先に思う事は
因果関係がどこまであるのかという点で
事態が明らかになった時点から時間が無い中
そこを証明するのは至難の業です。

よって本心は“因果関係が判然としない事から
調査をしたいと思いますのでしばらくお待ちください”
と言いたいところですがこの段で行くと
宝塚や松本人志対応の様になって泥沼に落ち込んでしまう。

宝塚は団員が自死しまっちゃんも相手側から訴えられています。
で両者とも“あれこれ言うなら証拠を持って来い”と言う対応。
エ・ビ・デ・ン・ス!

これ学校のいじめ自殺の事例でも良く見られる光景で
校長先生が出て来て“いじめの事実は認められませんでした”
と話し学校側は非を認めない。

しかし子供が亡くなっているのは事実なのだから
子どもを預かっている責任上“まずは謝るのが筋である”
と思うのですがいかがでしょう?

つまり初動をどう対応するかによって事態は大きく変わる。

これが米国の場合だと例えばトランプ前大統領は
どんなに自分が不利な状況でも絶対に自らの非を認めないし
逆に相手を攻撃して溜飲を下げる手法を取ります。
しかしこのやり方は日本の風土には馴染みません。

でこれらの事を踏まえた上で敢えてメディアに注文したいのは
5人の亡くなられた方の内訳けがハッキリしない事です。
年齢、性別、紅麹の服用年数
そしてどの商品を愛用していたのか等々。

例えば極端な話をすれば90歳のおじいさんが
長年腎臓を含めた多様な病気を患っていて
その人が1カ月間この健康食品を飲用し
今般亡くなったとしてこの人はカウントされるのでしょうか?

例えば40代の女性が5年間紅麹を愛用しており
元々どこも悪くない健康体であったにも関わらず
徐々に腎臓が悪くなり亡くなったとしたら
この場合はかなり因果関係が疑われますね。

即ち亡くなった方の素性が不明なままの報道しない自由。

小林製薬と言う会社は関西の商業メディアにとっては
大スポンサーでありここの出稿が無くなると堪えるので
おそらく過激に叩く報道はしないと思います。
いや叩きたくても叩けない。

推測するにこの一連の動きについて
背後に電通が指南し会見の方法や媒体への向き合いを
主導しているように思いますがどうでしょか?
アンメルツ、のどぬーる、熱さまシートにブルーレット。

いずれにしても事態が穏便に終息する事を望みます、、

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