PK shampoo

PK shampooというバンドがとても好きである。好きになってからまだ日が浅い。

トラッシュノイズというバンドのボーカルの人をTwitterでフォローしていた。その人がアップロードしていた動画がコロコロとコマが変わり、目がしぱしぱするような情報量や声にリバーブだかディレイだかをかけまくった叫びの感じが今流行っているバンドにないような感じがした。かっこよかったからだ。それからそのバンドは程なくして解散したらしく、気がついたら新しいバンドを結成していたようだった。それがピーケーシャンプーだ。

星という曲を聴いてびっくりした。とてもかっこ良かったからだ。歌詞について詳しく解説というのは自分の語彙力的にも、現状の自分に残された体力的にも難しいが、とにかくいい曲なのだ。視点がものすごくピンポイントなところから急速に広がり、アンドロメダの向こうまで行ってしまう。

この曲は別れを歌っているが、歌詞に出て来る「第二宇宙速度」とは地球の公転の軌道から抜けるために必要な速度のことらしい。なんで歌詞を書くタイミングでそんなピンポイントにハマる表現をピックアップできるんだろうか。教養もセンスもすごい。

翼もくださいという曲も好きだ。歌い出しの歌詞が「人を殺した次の日の朝日 鏡月のゆず味」。尖りすぎである。ど頭からすげえ歌なんだなこれはという風に身構えてしまうし、完全に歌詞を聴く心の準備をさせられてしまう。しかも組み合わせが謎すぎる。どんなに頭をひねっても同じ行でそのフレーズを並べようとは思わないし、かといってそれはないわ〜!とも思えない。つまり発明である。結果かっこいいのである。

かっこいいから好きと言えるものに出会えることはとても幸運だと思う。今後も聴き続けるだろうし、フルアルバムを早く出して欲しい。札幌に今年来るらしいので(対バンの CRYAMYも見られて嬉しい)絶対に行きたい。

文章の練習のためにこっちにも色々書いていこうと思うけど、自分の身の回りのことでなく好きなものとか、どうでもいいことを書いていけたらと思う。さっき見たしょうもない映画のことを書くよりよっぽどいい時間になったと思う。あれのことは早く忘れよう

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