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BURN のギター(2)・アンプ編


  1. ギターが違う

  2. ギターのセッティング/調整が違う

  3. アンプが違う

  4. エフェクターが違う

  5. 耳コピが違う、譜割りが違う

  6. 弾き方が違う

  7. 遅回し録音である


3.アンプが違う

スタジオ盤BURNのギターの音は、ライブ盤やほかのスタジオ盤の曲と明らかに違う気がします。あえて言うならStormbringerに近い印象ですが、それでも、かなり違います。音の出口であるアンプやエフェクターはとても気になります。

アンプは、リッチーですから当然、Marshallでしょう!…そんな訳ないですよね。
リッチーマニアなら、スタジオ盤は、Marshallじゃなくて、VOX AC30 だろうと推測するわけです。…これが思い込みで再現できない理由なのか?

  • Marshall
    音は悪いが、音が大きな音が出るのでステージで使用

  • VOX AC30
    大きな音はでないが、音が良いのでレコーディングで使用

スモーク・オン・ザ・ウォーターやハイウェイ・スターの「マシンヘッド」と「ライブ・イン・ジャパン」の音の違いが、AC30とMarshallの違いだと思われます。
BURNの場合は、AIWA(オープンリール)経由のLineレベルでMarshallにつなげば、「カリフォルニア・ジャム」、「Made in Europe」、「Live in London」のような、ド迫力のギターサウンドになるのでしょう。しかし、これらが自分の目指すスタジオ盤「BURN」と違うことは誰が聴いても明らかでしょう。

スタジオ盤のギターの音だけを聞いてみる

ちょっと余談ですが、AI技術の発展によって、なんとギターの音だけをレコードから取り出すことができるようになりました。ただただ驚くばかりです。
https://moises.ai/ja/ に行けば、手持ちの楽曲も楽器を簡単に分離できてしまいます。
ということで、リッチー大好きな先輩方が綺麗に分離してくれたBURNのギターの音を聴いててみてください。

さらに、SATSUMA3042さんがアップしてくれたテンポを67%くらいに落としたイケてるバージョンもあります。これは「BURN」研究用に最適で、ピックアップの切り替えまでハッキリと聞き分けることができます。

聴いてみたどうでしょうか、このギターの音って綺麗ですか?
これを聴くと、私はAC30のような気がしますが、妙なザラザラ感がMarshallなんじゃないかという疑念も残ります。残念ながらBURNのレコーディング時の写真にアンプは映っていないので、推測&実験するしかないのですかね。

さらに気になるアンプがもうひとつ

可能性として、MarshallでもAC30でもないという可能性です。
さすがにFender Twin Reverbってことはないと思うのですが、ELF or Rainbow時代の写真にはこんなものもあり、悩みます。まあ、キーボードアンプとして使ってると信じましょう。

Fenderのアンプ

もうひとつ気になっているアンプはこれです。

謎のアンプ

このアンプの角のプロテクターの形状は特徴的です。AC30ではありません。ネット上で探していますが、未だ該当のアンプは判明していません。

おまけの気づき

この時のストラトキャスターのボリュームノブが、スピードノブになってる?いや気のせいか

デジタル・アンプシミュレータ

15年くらい前からでしょうか、デジタルモデリング技術によって、数千円のマルチエフェクターを買えば、MarshallやAC30の音をそれっぽく再現できるようになりました。自分もKORGやZOOMの安価なシミュレータとずっと格闘してくていますが、「BURN」音の再現はできていないです。

アンプのまとめ

  • MarshallかAC30なのか、試してみなければわからない。

  • 自分は、シミュレータでは、再現できなかった。

  • それじゃ、あ買って試してみるしかないが、値段、置き場所、音出せない!なので、絶対無理。(そもそも1973年頃のビンテージアンプですよ)

そして、Nutubeが出た

なんとKORGがNutubeなる蛍光管を使った基板型の真空管を発明してくれました。これを使った真空管プリアンプがVOXから出ているのです。
しかも、AC30もMarshallもあります!
ということで、これを買って再度「BURN」の音にチャレンジすることにします。

Marshall サウンド用

AC30 クランチサウンド用


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