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事業家集団環境に入るとダメになる!?

会社員で仕事をしながら起業を志すようになったのは数年前です。
現在は3つの事業を展開する経営者となっていますが、当時の私はいきなり会社を辞めて独立する勇気がありませんでした。
リスクも取れず、それでも諦めることもできず、起業準備ができないものかと模索していました。
その時に出会ったのが今の事業家集団環境の師匠です。

師匠から、会社の仕事をしながら平日の仕事終わりや土日の時間を起業準備に充てることができるかを聞かれ、「できます!」「ぜひ、やらせてください!」と頭を下げ、師匠の会社でインターンという形で修行することになりました。
そしてありがたいことに、法人化して独立するまでのすべてのサポートをしていただきました。

これほどまでに手厚くサポートをして頂けたことに感謝しかありません。
師匠には一生かけてでも恩返しをするつもりです。

一方で、事業家集団環境に入ったにも関わらず、未だに事業の立ち上げどころではなく準備期間にいる人もいます。
一体何が違うのでしょうか?

事業家集団環境に入って成果にする人の特徴

事業家集団環境で師匠から学んで結果を創ってビジネスオーナーになった女性のイメージ

私が思うに、師匠から学んでいるのか学んでいないのか、このどちらかしかないように思います。
学んでいる「つもり」になって実際は学んでいない人が、未だに成果も出さずに準備期間にいたり、途中で夢や目標を諦めて辞めたりしていく。そのような人を多く見てきました。

通常のベンチャーなど新規事業の立ち上げは5年で9割潰れると言われているが、私の見解では3年で9割が潰れている印象です。

大きな声では言えませんが、私も最初から起業家や経営者としてのマインドがあった訳ではありません。
会社員として仕事をすることが当たり前だと思ってきたし、起業する人は自分とは別の世界の人だとも思っていました。
つまり、元々起業家や経営者のマインドを持ち合わせて起業した人ですら生き残るのが厳しい世界で、起業どころではない凡人の私が生き残れる確率は相当低いことはお分かりいただけるでしょう。

では、その中で少なくとも起業し、事業家になることができたのはなぜでしょうか。
それは、「自分なり」をすべて横に置いたからだと考えています。

うまくいかない人は、結局のところ師匠不在になっています。
自分なりのやり方で、自分なりの努力量で、自分なりに頑張っている状態です。

「自分なりに」を選択する時点で、成果を出している師匠から学ぶ(師匠の基準で実践する)ということからは程遠いところにいるのです。
そのことに気づいているのかいないのかはわかりませんが、師匠不在の凡人の起業がうまくいくはずがないと思います。

※これはもちろん、私にも言えることです。
私も経営者になるまでは、気付いたら自分なりにやっていることが何度もあり、その度に師匠の基準や大事にしていることを実践しているか確認してきました。
そして今でも意識して続けています。

つまり、逆説的に、成果にする人、素直に学ぶ人である、と言えるでしょう。


事業家集団環境で学んだオーナー意識(起業家・経営者のマインド)

事業家集団環境で学んだオーナー意識(起業家・経営者のマインド)

こんな話をすると、「事業家集団環境で何を学べるのか」と食いつく人もいます。

そういう話を聞くと、何を学べるのかがわからないと動けないような人に起業は無理ではないかと思います。
そもそも起業は誰かに教わってやるものではないのが、世の中では一般的であるにも関わらず、事業家集団環境という学ぶ場があるということにどれほどの価値があり可能性があるということを理解せずに、何を学ぶのかのコンテンツに目を向けるというのは愚の骨頂であると言っても過言ではないかもしれません。

自ら事をおこす気があるならば、目の前にあるチャンスを掴むことが重要です。

「チャンスの神様は前髪しかない」ということを私は一番学んだと思っています。
それほどまでにチャンスが至る所に転がっており、チャンスを掴めば掴むほど、人より早く成長できる環境、それが事業家集団環境だからです。

事業家集団環境を辞める人の特徴は、主体性の欠如だとも思います。
このような表現をすると反感を買うかもしれませんが、すべてが本人次第で、誰もお膳立てをしてくれない世界です。
自らを勝利に導く力が問われる中、何かを待っていても何も始まることはありません。

ただ言われたことを自分なりにやって、それを将来のための時間やお金の投資だと言うのは甘すぎるのではないでしょうか。

特にお金周りでいうと「自己投資をした結果、お金がない」などといって、事業家集団環境を脱退する人もいますが、そもそも言われたこと以上に投資するほど情熱を持って取り組んだのかを聞いてみたいです。
自分で投資したものを回収するほどの努力もせずに辞めて、回収できなかったことを自らの努力不足のせいではなく自己投資のせいにする姿勢も改めることをおすすめします。

私が事業家集団環境で学んだことは、オーナー意識です。
主体性が自らの可能性を引き出し、どこまでも挑戦できるチャンスがあるため、オーナー意識を養うことができます。
ぜひ事業家集団環境で学んでいる方には体得していただきたいと思います。


事業家集団環境の解決すべき課題

事業家集団環境で解決すべき課題について考えているビジネスオーナーの女性のイメージ

すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、今回のタイトル「事業家集団環境に入るとダメになる!?」がどういう意味かわからないという人も中にはいるでしょう。

事業家集団環境だけでなく、会社もしかり、どの組織体も完璧なものはありません。
今後を期待されていればいるほど、成長マーケットにある団体であればあるほど、現状に課題があるものです。

私の思う事業家集団環境の課題は、場が整っていることだと思います。
先述の通り、主体性があればどこまでも成果にしていける環境があることは間違いありません。
一方で、主体性がない人もやるべきことが明確だったり、フォローが受けられる環境があるおかげで参加し続けられてしまいます。
この整った仕組みと流れがある環境が、主体性がない人をダメにしてしまっているのでは?と感じたところから今回の記事を書きました。

私自身が独立をして事業をより拡張させることにコミットしながらも、師匠への恩返しを思うのと同じように、事業家集団環境に所属する起業家たちは、自分だけが豊かになるのではなく師匠や弟子、家族や仲間もすべて自分ごとに捉えて豊かにしようと努力をしている人が多いです。
そのような中で、師匠陣の恩恵を受けている人たちは、私も含めて、教わることやフォローしていただけることが当たり前になってしまう人が出てくるのは、仕方がないことなのかもしれません。

少なくとも私の周りでは、起業した後に事業をたたんだという話もほとんど聞いていません。
準備をしてから起業するという流れを通して、経営リスクを最小限に抑えられるよう事業設計をし、事業を立ち上げた後もリスクを最小限のまま仕事ができる状況が作り出せるからです。
(もちろん、リスクを最大限にとって事業を加速する人も多くいるのは事実です。私はそのような先輩方を見て学び、いち早く追いつきたいと思っています。)

だから、先述したような「自分なりに」のんびりやっている人たちを見て事業家集団環境だと思われるのは非常に癪ですが、そのような人がもし仮に増えているとしたら、それは事業家集団環境の危機かもしれません。
自ら考えることを放棄し、主体性を発揮することを放棄して、ただ適当に学び、必要最小限のことをやっているだけの人は、その危機を助長していることに気付いて欲しいと思います。

リスクすら管理下に置かれているこの環境で結果を出さないなら、他のどこに行っても何をやっても大きな結果は創れないと思います。
これから事業家集団環境がさらに拡張していくには、所属する全員がハングリーに成果を出すことにコミットする必要があります。
どこまでいってもオーナー意識で仕事をし続けていきましょう。
私もこの記事を書くことによって改めて心に誓うことにします。

これから事業家集団環境に入る人にはぜひ、主体性を持って、すでに経営者として活躍している師匠陣をどんどんと下剋上していっていただきたいです。
誰にも遠慮することなく目標達成にのみ集中して行動できる環境が事業家集団環境にはあります。
私もこれから下剋上していきますので、野心を持って仕事をしたい人はぜひ一緒に学んで結果を創りましょう。

事業家集団環境で学ぶと決めたメンバーと握手をする師匠(ビジネスオーナー)のイメージ

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