股関節と膝関節の関係

〇股関節の内旋が強い
股関節の内旋が強いのは大腰筋が硬くなり、大腿骨を上に引っ張っているから。
反り腰で腰椎椎間関節が硬くなり、腰椎屈曲に制限がある。
股関節が内旋し、腰椎が屈曲しないため、股関節の屈曲に制限がある。
腰痛の人も多い。
中年女性に多い。
しゃがむと股関節の前が痛い。座位で膝を抱えられない。座位で反対の下肢の腿に足首を乗せられない。

股関節は曲がらないが、股関節が内旋しているため、膝も内旋しやすく、膝の屈曲はできる。

〇股関節の外旋が強い
股関節の外旋が強いのは、殿筋が硬いから。
股関節が殿筋の収縮によって、下に押し出されながら外旋する。
殿筋の硬さと多裂筋の硬さによって、腰椎の屈曲が制限されている。
腰痛の人も多い。
中年男性に多い。
殿筋が硬いため股関節の屈曲が制限されているが、股関節外旋によって、膝関節の内旋が出来ず、膝関節の屈曲が制限されている。

しゃがむと股関節は外旋しているため、股関節の前に痛みやつまり感は起こらないが、膝が痛む。

〇まとめ
股関節内旋が強いと、しゃがんだ時に股関節の前が痛い。膝は痛くない。
股関節外旋が強いと、しゃがんだ時に股関節の前は痛くないが、膝が痛い。

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