君は雨の日に
2008年05月25日の日記
「君は雨の日に」
この詩を聴くと
彼女のやさしさが溢れ
僕の頬を伝う
彼女の心の声が
誰かの心
誰かの涙を
拭えますように・・・
彼がみる雨
肌のぬくもりが
溶け合うように抱き合った
唇を這わせて
気持ちと存在を感じた
彼を求めたし
彼も求めてくれた
日差しがまぶしい朝
このまま手を結んで
歩きたかった
街角で寄り添う恋人のように
微笑んで向かい合いたかった
誰かを気にすることなく
私は彼の背中をみつめた
わかっている
私はゆるされない愛を選んだ
悲しい愛を選んだ
だけど そんなに光のもとで
微笑むことをみせつけないで
彼とひきかえに
私の中の純粋を差し出した
だけど だけどね
愛するつよさが
増してくるほど
失いそうなものを
ひきとめてしまう
彼のすべてをつなぎとめたい
そうやって
心でさけんで
彼の背中にすがりつきたい
彼のやさしい顔をみると
ずるい女になってしまうから
私は彼の背中をみつめている
溢れそうになる
涙をこらえるために
彼のやさしい手が
ふれるたびに
心がゆらぎそうになる
四角い箱の中で
消えてしまわぬように
彼に愛される
四角い窓に
今日は日差しがない
雨の音 彼の悲しそうな横顔
あなたはそうやっていつも
私のことを大切に考えて
自分の心を
削ってくれているのに
私はあなたとの光の未来に
嫉妬する
いやな私
あなたの愛が
深ければ深いほど
私は
光を憎んでいくんでしょうね
窓を伝う雨を
彼はだまって見つめている
いつかは
雨の雫のように
流れおちてしまうのかもしれない
私は彼の背中を