【S13最終2002/278位】ペンドラー軸リレーバトン
ジダイといいます。絵は自分で描きました。
リレー型バトンパというものはもともと知らず、いろいろ試した結果この構築になりました。あとあとリレー型という呼び名を知り、うまいこと言うもんだなと感心、途端にリレーという単語を連呼する次第。
【コンセプト】
・初手ペンドラーから加速バトン
・ただでさえバトンは動きが決まっていて冗長になるので、お膳立ての長い壁展開は使わない
・相手を見て臨機応変にバトン先を選択できるバトン先2枚選出
・バトン先で苦手な相手が来ても詰まないよう、バトン先にもバトンを採用して能力上昇をリレーできるようにする
・バシャーモは強くてずるいので使わない
【個別紹介】
ペンドラー@ズアのみ ようき/かそく HSぶっぱ
バトンタッチ/アイアンテール/じしん/みがわり
99%初手選出のバトン役。(加速バトンの必要性が薄い鈍足受けパには選出しない)
ペンドラーだけはいろいろ細かい調整を試したが、Bに振らずともダイスチル一回で珠エースバーンのキョウダイカキュウを耐え、珠サンダーのダイジェットはダイアースできずどうやっても1発耐えないので、結局HSぶっぱになった。
ウツロイドに先制してじしんで倒したり、1加速で準速レジエレキの上を取れたりするので、S特化の意味は結構ある。
基本的に物理アタッカーに対しては初手ダイマを切りダイスチルを打つ。
特殊アタッカーについては地面が効く相手にはダイアースを打つが、死ぬほど増えた浮遊特殊に対しては、前述のとおりダイマで無理やり受けることができないため、みがわり連打でズアを発動させダイマを残しつつバトン先につなげる。(素の素早さを活かしたバシャーモにはできない戦法!)
てっぺき・じゃくてんほけん搭載型と比べて、能力上昇の幅は少ないものの、どんな対面でも堅実に能力上昇を引き継ぐことができる。その分爆発力が足りないので、後続にもバトンを入れるなどの工夫が必要だった。
詳しい初手対面ごとの動き方については後述。
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ここからバトン先となるが(ゴリラ除く)、前提として下記の条件クリアが採用の理由となる。
・加速バトンだけでは全抜きに不十分なため、自分でも積むことができる
・いくら火力を上げたところで相手のダイマを突破するのは難しいため、やり過ごすために、回復技、もしくは極端な硬さを持っている
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ピクシー@アッキのみ ずぶとい/てんねん HBぶっぱ
ムーンフォース/コスモパワー/つきのひかり/バトンタッチ
中継ぎその①
みんな大好きピクシー。てんねん、マジガどちらも有用すぎるが、もともとマジガ枠でランクルスをいれていたため、てんねん。その後マジガ枠が抜けた後もてんねんの恩恵を捨てられずそのまま続投した。
主にエスバやウーラオスなどの物理アタッカーや積んできそうなやつ全般を相手にする。
ダスト入りエスバだと対処しきれないので、めいそうではなくコスモパワー。ピクシー自体の火力が少なく、カバやドリュウズなどの苦手な相手は突破できないので、バトンタッチで逃げて次なるバトン先につなげられるようにした。
エーフィ@タラプのみ おだやか/マジックミラー HDぶっぱ
アシストパワー/めいそう/あさのひざし/バトンタッチ
中継ぎその②
バトンパの弱点である、ふきとばし・あくびなどの変化技に対応するために選出。タラプをもつことでサンダーをはじめとした特殊アタッカー全般も相手にしていたため、一番選出率が高かったと思う。サンダーのかいでんぱをはねかえしてドヤ顔もできるため安心感がすごい。
先制技や、役割対象であるカバのじしんやテッカグヤのヘビーボンバーが痛かったため、終盤まではHB特化だった。終盤、メテオビーム搭載カグヤが増えたのと、よりサンダーに厚くするためHD特化へ。
マジカルシャインを搭載したところで、悪ウーラオスやバンギラスに引かれると詰むので、こちらもバトン採用。
アンカーを用意せず、エーフィ↔ピクシーでぐるぐるバトンを回しながらゴールすることもよくある、というか基本の勝ちパターンだった。
アーマーガア@じゃくてんほけん しんちょう/ミラーアーマー HDぶっぱ
つけあがる/ビルドアップ/ちょうはつ/はねやすめ
バトンアンカーその①
ミミッキュやドラパルトのダイホロウで上げた防御を下げられるのがつらかったのと、つけあがるで攻撃面を上げなくても火力が出せるということで、採用。
HD特化にすることで、サンダーを相手にしても、特防が一段階上がっていれば弱保発動からのつけあがるで返り討ちにできる。
カプ・レヒレ@たべのこし ずぶとい/ミストメイカー HBぶっぱ
なみのり/ムーンフォース/ちょうはつ/めいそう
バトンアンカーその②
ピクシーが相手にできない物理アタッカー(ドリュウズなど)や、めいそうクレセに対して選出。
バトンパが苦手とするウーラオスに強く、ちょうはつがあるため積み合いにも負けない。
そもそもバトンがなくても強いので、バトン失敗後に出して勝つこともある。しかし回復技がなく、バトン先としては安定感に欠けるため、選出機会は少なかった。
ゴリラ@グラスシード
選出しない。苦手なドリュ、レヒレ、カバ、水ラオスなどをけん制するための見せポケ。
かつては様々なバトン先候補がこの枠を争ったが、結局「こいつ出すよりピクシー出したほうがよかった!」と後悔する場面が多かったため、戒めとしてこの形となった。悲しみあふれる枠。
正直ゴリラがいても上記の苦手ポケモンはかなり来たので、役に立っていたかも不明。
【初手対面ごとの動き方】
vsエースバーン
ダイウォール→上からダイスチルでカキュウ耐え(ズア発動)→ダイウォール→ピクシーへバトンしアッキ発動
vsサンダー
身代わり4回からのズア発動(この間サンダーにダイジェット連打されても、4回加速することでS無振りエーフィでも上が取れる)→エーフィへバトンしタラプ発動
vsレヒレ
初手ダイアース
↓
相手初手ちょうはつの場合→ダイアースで耐久上げ、ちょうはつ切れるまで粘ってバトン
相手初手スカーフトリックの場合→相手の後続を予想した耐久面をあげ、ダイマ切れたところでバトン
相手がちょうはつ切れる前にサンダーに交換、もしくは初手以外でちょうはつ→お手上げ
vsカバ
基本的にペンドラー対面はカバは初手ステロだったので、
ダイスチル→ダイウォールであくびを防ぐ→ダイスチル→エーフィにバトンしてふきとばしorあくびを跳ね返す
vsウーラオス(悪水共通)
ダイウォール→後続予想してスチルかアース→ダイウォール(ハチマキだと2発たえず、タスキだと挑発があるので。ウォール読んでキョダイマックスする人はいなかった)→ピクシーかレヒレにバトン
vsバンギ
初手スチルして弱保持ちではないことをお祈り。
vsドラパ
竜舞型の場合が一番きついので、初手スチル。特殊型だった場合でもあとからアースすれば間に合うことが多い。呪いはお手上げ。
【感想】
起点役いなくてどうやって成功させるの?と思うかもしれないですが、初手ペンドラーだけでも意外と何とかなりました。壁展開を捨て柔軟性を重視し、対面によって臨機応変にバトン先を選べることが大きかったです。
ロンゲを入れれば、苦手なポケモンもフォローできますが、バトンパはやはり、苦手な相手は素直に対策を切ったほうが勝率が良い場合も多いです。
バトン先はマイナーなポケモンもいろいろ試したので、暇があったら試したバトン先の記事も書きたいな。