日本イラストレーター倶楽部
「イラストレーター」という言葉が日本で生まれた頃から90年代まで活躍した一イラストレーターの半世紀を綴ります。
ここ、noteでは主に日本イラストレーター倶楽部主宰であった故・清藤宏が遺した自著伝「振り返る」を掲載する目的で開設しました。 日本においてイラストレーターという言葉が出始めた頃、イラストレーターとしての活動を始めました。日本コカ・コーラ社、三菱自動車、いすゞ自動車、ESSO、ソニーなどの広告やパンフレット用イラスト、また「子供の科学」の他、小学館や偕成社などから出版された図鑑や雑誌の挿絵やカバーイラスト、フレーベル館やスズキ出版などの絵本まで、テクニカルイラストレーションか
第16回JIC楽しむアート展が昨日無事に最終日を迎えました。雨天の多い残念な開催期間となったものの、想像以上の方にお越しいただき充実の展覧会となりました。お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。
「画歴」及び「振り返る」をまとめて自分自身とは何かを考えさせられた。 私は東京生まれで三才の頃、父の転勤で青森県弘前市は第八師団司令部があり弘前市に移り育った。弘前市は父の実家であり、おばあさんが未だ健在だった。父は建築家で師団司令部つきの軍属であったためか転勤が多かった。 私は「絵」の世界だけで生きてこられたが、建築家の息子だから少しは遺伝しているのかなと思ってもとても不思議に思われた。「なぜか?」というと自分にとって美術に対して才能があるとは思っていなかったし親兄弟誰もが