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「みんなで貧乏に」なんて なりた無いです

LINEニュースで 日本郵政の従業員提案の話題があって 驚いた。
「正社員と非正規の格差を無くすために 正社員の休暇を減らします」と
あったからだ。

なんだ? これ?
違うだろう?

正社員と非正規の格差を無くすためにする事は、同一労働 同一賃金、
そして 同一福利厚生、じゃ無いのか?

どうして こうなる?

同一労働 同一賃金の実現は難しい、と 企業経営者は腕を組んで
苦虫を潰したような顔をして見せる。
本当に そうか? そう言う時こそ 疑ってかかれ!

同一賃金にするのは 難しくなど無い。
難しいと言わしめている理由は ただ 現実を認めたく無いからだ。

非正規で働く人たちの 能力を。
非正規で働く人たちの やる気を。
非正規で働く人たちの それぞれの事情を。
非正規で働く人たちの それぞれの思いを。

そして 正社員と呼ばれる人たちの 本当の声を。

若かりし頃、正社員で働いたこともあるし
非正規で働いたこともある。
正社員の頃、非正規の人と一緒に働いたこともある。
その頃は 正社員の方が 待遇面で圧倒的に有利だった。
有給があり、社会保険に入っていて、ボーナスも出て 残業時間も決まってて
無理して働いていたら 叱られるような職場だった。

その時 一緒に働いていた非正規の人は 20歳くらい上の人だったが
以前は その企業で正社員だった人で 結婚して出産して 
その後 非正規で働いていた。
「良いなぁ、ボーナス。正社員で働いてた頃は 当たり前すぎて羨ましいとも
思わなかったけど 今になると 正社員の有り難みが分かるわ〜」
昼休みに よくそう言ってた。

だからと言って 時給分しか働かないような人では無かったし、きちんと
週分予定を組めば 残業も厭わず引き受けてくれていた。
先輩として尊敬できる人だった。
ただ ご高齢の親御さんの介護もあったため どうしても正社員としての
就業時間に当てはまらなかった、それだけだ。

自分も正社員を辞めて 非正規の派遣社員として 何社かでお世話になった。
当時は どうしてもやりたい事があって その面接を受ける時間が必要で
それは突然決まるので どうしても非正規で単発の仕事を引き受けていた。

だけど 幸いなことに「正社員になりませんか?」と声をかけて下さる企業も
あって 散々 迷ったりもした。派遣社員は 社会保険料が天引きされないから
給料の身入りが多い気がして 何も考えなければ 高給取りだ。
でも 自分で掛ける社会保険料は 決して安くは無いし、仕事が打ち切られて
しまえば 突然 無給になってしまい、補償もない。
派遣社員を選んだからといって 必ずしも 良い企業とマッチングして貰える
とは限らない。びっくりするようなワンマン社長の会社に派遣されたり
セクハラまがいの 酷い扱いを受けて すぐさま録音など自衛策を取って
派遣会社に交渉に行ったこともある。
自分で自分を守るのは いつの時代も 容易ではないのだ。

だからもう 互いに いがみ合うのは 良い加減に止めないか。
互いの能力を出し合って 仕事は大きく発展してきた筈だから。

互いの事情を考慮し、互いの能力を認め合い、互いに努力している事を認め
正社員の側に 非正規労働の人たちの待遇を合わせる、
それだけで 全然 大丈夫なのだ。

え? 株主に怒られるって? 本当? それも ウソやと思うわ。
実際 株主総会で 怒られるような企業は 他にも何か「やらかしているから」
怒られてると思いますけど。

これからは 社員や 働く人に優しくない企業は 生き残れませんよ、マジで。
私も 個人投資家の端くれなんで そう言う目で 企業を見てますよ。

グローバリゼイション だの、ダイバーシティ だの
横文字使えば カッコよく見える、って 本気で思ってる経営者も居るけど
違います。
ハッキリ言います、違いますよ〜!!

本気で格差を無くすには 企業が本気で取り組むのと同時に
所得税をきちんと制度設計し直すべきだと 思います。

ずっと昔 竹村健一というオジサンが テレビで
「金持ち優遇政策せんと 日本から金持ちが逃げるで」とか 言わはったけども
そんなことせんでも 
「金持ちは 自分の気持ち一つで どこへでも逃げられる」んです。
なんなら 宇宙にでも! です。
だから そんな人々のこと 気にせんでも ヨロシイ。
政治の仕事は 多くの国民を幸せにすること、違いますか?

消費税の是非も さることながら ずっとオカシイと思ってるのは 所得税。
累進課税が崩れて弱まって そのままずっと居るのが オカシイでしょ?
もうな、財務省と厚生省が 争ってないで ちゃんと話し合えって!
今時の夫婦より タチが悪いで。

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