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胃痛、耳鳴り もうアカン その3

自分の検査の合間に 車椅子のまま乗れる福祉タクシーの手配と 
入院を前提に診て下さる病院探し、という難問に立ち向かわざるを得ない
お話の 続き。

血液検査が必要なので、採血室へ呼ばれる。
呼ばれながら スマホで「車椅子タクシー」と検索を掛ける。
その間に 問い合わせていた病院から電話が来る。
看護師さんに「ごめんね」と言いながら スマホで話す。
あぁ、S病院もダメか。「すみませんね、午後は予約でいっぱいで。」
いや、多分 一度も掛かったことの無い病院は この時期 嫌がるよ。
わかってることだけど。

「頼むから 血圧測る時だけは スマホで話さんでね。」
すみませんでした。そうですよね。
「Yちゃん、大変やねぇ。けど、なんで 自分の親じゃ無いのに、そんなに
 頑張るん?もうワガママばっかり言われたら 放り投げぇよ。」
Uさんという看護師さん、良い人なんだ。
私の気持ち、代弁してくれてるんだよね。ありがとう。

「でも そう出来るなら してるわな。ゴメンなぁ。いらんこと言うたわ。」
「えぇよ〜。私の代わりに言ってくれたんだから。ありがとうねぇ。」

市内の福祉タクシーは
「運転手が定年で辞めましてん。今、対応できる人はおらん。」と剣もほろろ。
隣の市の福祉タクシーの会社に 片っ端から電話するけど 撃沈。
かなり離れた市の福祉タクシー会社に電話したら 出たオッチャンが
助けてくれた。
「あんた、初めて利用するやろ?そんならな、社協へ電話しぃ。んで
 社協のOさんに相談しぃ。何か 解決策、あるやろ。」と。

ホンマか?と思いながら電話して 相談してみる。
Oさんは ふんふんと聞いてくれて
「ちょっと待っとってくれます?」と一旦 電話を切った。
その後 15分ほどして「Eと言う福祉タクシーの会社があります、電話番号は
こちらになります。メモしました?じゃ、電話して見て下さいね〜」
お礼を言ってる最中に「えぇよ〜」と言いながら 電話が切れた。
はよ、かけぇって事やな。慌てて 電話する。
HPとかに載ってない会社だった。でも福祉タクシーやってるって。
午後3時に ここにと伝えると、大丈夫です!と心強い返事。
あぁ、有難い。一つ 片付いた。

さぁ、あとは病院、なんだけど。
掛かり付け医が 木曜じゃ無いのに 午後休診。
市内の整形外科の先生も 手術だから 午後は無理。
隣町の先生には 90のばあちゃんの診察は やんわり断られた。
入院設備のある病院を 片っ端から電話して 7つも断られた。
万事休す!
今日はアカンよ、と神様が言うてるとしか 思えん。

時計を見たら 午前11時半。午後 休みを取ると言う義妹に
断られ経過を 逐一 LINEで流す。
私だけの判断では 到底 納得できひん人やから もう全部 見て貰う。

そうこうしてる間に 血液検査の結果が出た。
「今日は どうしたっ!?」と先生が叫ぶ。
「こんな数値、見たことないぞ。何があった?」

カクカクしかじか ため息吐きつつ話した。すると
「今日は もう仕方ないわ。これはガタガタやわ。でも血圧は安定やな。
 いつもの薬出すし、インフルエンザの予防接種だけ してってな〜。」
お咎めなしやった。

さて、あとは 義妹に判断を任せよう。
私としては、病院が全滅だから 金曜日の午後まで延期。
金曜日は 私が動く。
延期できれば 福祉タクシーに 一旦、断りの電話をして 
金曜日の予約を取り直す。

あぁ 面倒くさい。
ほんっとうに 面倒くさい。
義母に対しては 誠心誠意 尽くしたいと思う。
でもね、私と夫だけの判断で良ければ 決断は早いのだけれど
義妹が絡んでくるので、本当に 手数だけが掛かっていく。

そこに 感情が上乗せで絡んで来るんだ。
もう 嫌になる。

結局、義妹から「入院前提で診察してくれる病院が見つからないので
今日の診察も中止、私も休みは 取りませんので。」とLINEが来た。

はい、それで良いっすよ。
義母の施設と福祉タクシーに電話して キャンセルを伝える。
福祉タクシーの会社は「良いですよ〜。また いつでもお気軽にご連絡
下さいね〜」と愛想よく言ってくれた。
施設では、「熱も微熱になり、車椅子に ちゃんと座れて ご飯も召し上がれてます。」と言う。
義母と代わって貰ったら「耳が遠いから よく聞こえないけども。私は
大丈夫だからね!」と力強く話してくれた。ちょっと安心した。

はぁ、気が抜けた。時計は 午後2時を回っていた。
疲れた〜。本当に 疲れた〜。
義妹のLINEと同じ内容を 夫にもメールで流した(夫はLINEが信用できんので
メールじゃないとダメなの)。
でも 夫からは メールも電話も来ない。昼休み有るやろうになぁ。
まぁ、立て続けに10通もメール送ったらアカンか。許したろ。

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