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知識じゃなくて、知恵を出す

知識の蓄積が無くては、知恵は出てきませんが。
自ら考える習慣や、自らの考えを元に 行動に移すことを学んでいない 
頭の良い学生や お偉い役人が すぐに
「専門家に任せよう」というのが 気になります。

沖縄の港に流れ着いている 小笠原近海の海中火山から出た 大量の軽石。
そんなところまで流れ着くことの予測も難しかったのでしょうけれど
船のエンジンが吸い込んでしまっては 動けなくなるので 
漁業をしている方々が タモで掬い上げているとニュースでやっていました。

まずは
心からのお見舞いを申し上げます。
いつも お見舞いの気持ちだけ持っていても 何の役にも立てずに
本当に 申し訳なく思います。

私が思うのは 昔に戻って 帆掛け船で沖へ出て 離れたところでエンジンを
かけるしか無い、と言う考え。
そんなもんじゃ 役にたたねぇよ!と 叱られますね、きっと。

でも、こういう 昔の人だったら、どうしただろうか?という
まるで 子供の考えだ、と言われるような 知恵を 遠慮なく出し合う
そんな場所が無いのが、すごく 気になるのです。
稚拙と言われようが、現代的でないと言われようが 原理原則に基づいた
昔ながらの知恵というのは 意外に役に立つ時があると思います。

水の取り入れ口に 小さな網目の網を掛けるとか 下から吸い込む形にして
エンジンを動かすようにするとか、なんかこう「今あるもの」での工夫で 
なんとか乗り切れないか、と考えるのが 知恵を出すってことだと思うんです。

専門業者さんがいるのは 知ってます。
その人たちの知恵を借りるのも良いでしょう。
でも その人たちの知恵を待ってられないほど切迫した状況であるならば、
その場にいる人たちが 知恵を出し合うしかない。

原発の取水口にも 入ってしまっては大問題だと、原子力規制委員会が
問題提起したそうですが。
問題提起するのは良いけれど、そこに知恵を出し合う雰囲気は有ったのか
無かったのか?
他県で起こっているニュースを 我が事として
「これはマズイぞ」と感じるセンサーが 原子力に携わっている人たちに
有るのか無いのか、
昨今の原発の不祥事と呼ばれるものを見ていると、東電が震災で弱体化したのは
否めないとして、他の電力会社も その危機感が薄れているのが
とても気になります。
原発の稼働に関係なく、今 自分たちの住んで働いている場所や環境に
著しい変化の兆しが無いのか?
この仕事は どんな風に変化していくのだろうか?
ずっとこのままでは居られないだろう、と言う危機感を持っているのか?

私だったら、これからの日本社会は 原発の再稼働は 見込めない方向に
動いていくだろうと予想します。
でも そうしたら核の廃棄物は、どうなるんだろう?
原発を廃炉にするにも技術が必要だから、その技術は どこの国が
一番進んでいるんだろうか、とか 考えると思います。
確かフランスも進んでて、だったら フランス語分かるようになっといた
方が良いのかな、とか。
一見、関係なく思うことでも どこかで誰かの役に立っていることって
意外に多いんだ、と言う 
朝ドラのモネちゃんのおじいちゃんの言葉が身に染みます。

北極圏の国で 永久凍土に閉じ込めるはずが 温暖化で凍土が溶けて 
核廃棄物を埋める深さが 想定よりも深く出来るか、検討中だと言う
番組を見ました。
そう言う 世界規模の現実を どこまで調べられるのか。
今は 現場に行かれない時代ですが、フェイクか本物かを見極める手段は
結構 いくつかあると思っていて 情報を得るだけじゃなく
情報を精査する 自分の知恵も とても大事になってくると思います。

すぐに答えの出ない問題を考え続けることは 脳みそも疲れるし
心も疲弊するし、時間も掛かるし、良いことは余りないように思います。
でも 心に引っ掛かることを じっくり寝かせて考えて 沢山の人と
意見を交換しながら 諦めずに自分なりの知恵という答えを導き出したいと
思っています。

サポートありがとうございます。自分の時間をゆっくり作り出すために、遠慮なく使わせて頂きます🙇‍♀️。