カルテ18:夢で多分民族主義者になった話

また夢の話なんですが、今回は夢の内容そのものに触れるわけではありません。
何を見たかは正直忘れました。というか見てない可能性もあります。夢見てないのって確かヤバイんでしたっけ?


それはともかくとして。
自分は最近起きようとしても、ずっともぞもぞと夢の中のカオスな世界に戻りたいと起きられなかったりするんですが、
そのもぞもぞするなかで「変なエネルギー」が沸いたんですよね。
もぞもぞしてるので身体的なものではあるわけがありません。
いわば身体の機能とは関係ない真の意味で精神にのみはたらきかけるエネルギーみたいなのが沸いた気がします。

ただしその心のうちでそのエネルギーに対して「民族主義を打ち立てているかのようだ」というワードが何故か浮かんできました。
今思い返してみても何が民族主義なのかはわかりませんが、歴史的に見ても民族主義が結構苛烈な闘争を産み出したのは何となく知ってます。
そのせいかこの衝動が何かしらの諸刃の剣となりうる危険性を予感しました。

最近シモーヌ・ヴェイユの重力と恩寵を読んだのですが、彼女の本の哲学に倣えば抑制の効かない不純な行動主義とか言われそうな何かです。

しかしその不純ゆえに全能感があった一方で宗教的で何か達観した気分があったのも確かです。
でも自分は無神論よりの人間なのであの感覚を会得しても最終的に不純な部分のみ残りそうな予感です。

ただたとえ麻薬のようなものであっても人間的に汚い手を使って社会に馴染まざるをえない事態よりは遥かにましなはずです。
きっとあの感覚は己の精神を動かす上で低俗であろうと有用なものになることを願ってあの感覚が戻ってきて欲しいです。

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