見出し画像

WHOとは何ぞや

WHO(World Health Organization)
→世界保健機関
スイスのジュネーヴに本部を置く

第一次世界大戦の少し前の1907年12月にWHOは「国際公衆衛生事務局」として誕生しました。しかしこれはまだ欧州地域でのみ活動していたのです。何故ならば第一次世界大戦前まではアメリカは今ほど国際的ではなく、世界史の舞台はヨーロッパでした。加盟国は当時ヨーロッパ諸国が多く60カ国程いました

第一次世界大戦後、アメリカがヨーロッパに大きく絡んできます。まず手始めに「国際連盟」を発足させます。しかし、これは形だけで全く効果を発揮しませんでした。大きな理由としては「強制的に力で止める方法」がなかったのです。つまり争いを止めるための軍事力がありませんでした。そしてもうひとつは発足させたアメリカが加入しませんでした。理由としてはもう二度とアメリカはヨーロッパの戦争に介入したくなかったのでしょう。
これらを経てWHOは現在の機関となり国際連盟及び国際連合の一部組織となります。

WHOは世界的な保険機関となり、各大陸の重要都市に支部を置きました。
まずアフリカのコンゴ、アメリカはワシントンDC、中東はエジプト、ヨーロッパはデンマーク、東南アジアはインド、西大西洋はフィリピンを中心として活動しています。

今までにWHOは様々な功績を残してきました。功績としては天然痘の防止活動でした。しかし、失敗としてはポリオやオンコセルカ症といった感染症の感染拡大防止が不徹底でした。そして、2009年の新型インフルエンザを新しいウイルスと勘違いし、パンデミック宣言を間違えて宣言してしまいました。

そして今年、WHOと中国の癒着が大きく問題視されました。中国は他の国と比べて多額のお金をWHOに寄付していました。中国の寄付なくしてWHOは活動できません。ゆえに中国のコロナウイルスに対する処置を賞賛し、他国の対策を批判してしまいました。また感染拡大の原因をアメリカになすりつけたとされています。また台湾を国として認めずWHOの会議に参加させないということも問題視されました。(会議に出れないと正しい情報が貰えない)

いずれにせよ中国にひいきしているのではないかと問題になりました。何を信じるかは個人の自由です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?