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Capper -僕はオリアンナを見たのだ- 日本語訳

Capper -后花园 backyard garden-

貴方は騎士も高貴な存在と思っているだろうが
実際彼はただのMだろう
子供向けのおとぎ話は今も一貫して王子と王女の間には甘い愛が存在すると説いているらしい
大人になってようやく騎士の精神は王子には到達し得ないものなのだと知るが
王子だってただ 俗に言う"高貴な血統"によって絶え間なく受け継がれているだけだ

貴方は疑問に思っているかもしれない
どうして僕がいきなりこんな文字を書き起こしているのか
僕は決して騎士の精神を高らかに唱えたい訳でも
生まれながらに高貴な王子を羨ましく思っている訳でもない
ましてや自分が小学生レベルの文章しか書けないことを証明しようなんて思ってもいない

ただ僕は昨日 恍惚の淵にオリアンナを見たのだ

閏年の2000年6月21日 夜中0時近くに生まれた僕
夏至を逃したのは
ASC水瓶座と太陽星座蟹座で構成された双子座の男児だった
もしかするとこれが僕の生まれながらの特異性も定めたのかもしれない
家庭の崩壊が僕に劣等感を与え
最愛の母を抱き寄せることになった
彼女が僕が初めて見たオリアンナであり
彼女の輝きは僕の幼少期の道筋を照らした
彼女こそが僕が心の中で一生をかけ守ると誓ったオリアンナでもある

僕は不遇な環境の中で育った
荒んだ路地の荒んだ団地のボロアパート
冬になれば水が滴り落ちるスチーム式のヒーター
大きく穴が空いた黄色に塗られた寝室の扉
そんな吴家坟で 眠りに落ちてもまた金縛りにあい
朦朧とした意識の中部屋に他者の存在を感じた
子供の頃の仲間は僕を父のいない子と呼んだ
かけっこをしてズボンに穴を開け
母は可愛らしい膝パッチを縫い付けてくれた
だが僕は翌日グラウンドで惨めな乞食のようだと叫ばれた

僕は僕のオリアンナを疑うようになった
彼女はなぜ僕から金色に輝く黎明を奪ったのか
それでも僕は彼女のために戦った
皆が何の気なしに話す雑言は僕からすれば僕の人となりを侮辱するものであり
再度僕を侮辱したあの子は放課後泥の中に沈んだ
顔を真っ赤にして 全身をひどく汚して
縮こまって震える様子は 僕からすれば惨めな乞食のようだった

こうして僕はもがきながら無骨に育っていった
再びオリアンナに出会うことを渇望しながら
こんなのを書き記せる
ある上海の可愛らしく利発な女の子が
僕を無意識のうちに意識させたのだ
彼女と僕は同じで 2人とも双極性障害と診断されていた
僕達には自己の精神的突破口が必要だった
ただ 薬を飲むのがあまり好きではないだけだったんだ

僕は二面性のあるものを深く深く愛している
それは例えば両刃の剣のような
美しくも危うい薔薇
生と死
開花と枯凋
僕は毎度毎度力戦奮闘するのは好きではない
簡単に諦めるのが好きだ
僕は高潔でいて穢れているのだ
聡明でいてまた愚かなのだ
僕は僕のこの際限なくロマンに満ち溢れた人生に期待している
未知なる前途はトゲと宝に溢れている
この世には嘆かわしいことが多すぎる
僕は心から世界中の人々が本当の幸せを手に入れるのを願っている

だからさ
一緒に呑もう 希望に満ち溢れた僕達に乾杯しよう
もちろん僕のこの幼稚な思想や欠陥が山ほどある性格を理解してくれなくていい
未だ成功しない事業 年若くしてボロボロになった身体
それでも僕達は明日の金色に輝く黎明の為に奮闘するんだよ 違う?

こんな感じかな

この物語が終わりを迎える頃
窓の外の太陽が昼間から微酔を帯びていた僕の顔を照らし
思わず目を細め 日差しが恍惚の淵にさし込んだ
僕はまたオリアンナを見たのだ。


我以我的生命起誓,愿将一切都奉献给您,我的公主殿下。
私は私の命をかけ、全てを貴方に捧げると誓います、私の女王殿下。

我将谨记谦卑、荣誉、牺牲、英勇、怜悯、精神、诚实、公正。
謙虚、栄誉、犠牲、勇敢、哀憐、頑健、誠実、公正を胸に刻みましょう。

我的剑在这里,在我倒下前我和它将保护您。
私の剣をここに、私が倒れるまで私とこの剣が貴方をお守りします。

死后我的灵魂也会守护在您的领土上,我的忠诚就是我的铠甲,为您流尽我的血液,我的剑放在这里,我将牢记谦卑、荣誉、牺牲、英勇、怜悯、精神、诚实、公正的美德。
死後私の魂は貴方の領土を守り、私の忠誠は即ち鎧であり、貴方の為に血を流します。私の剣をここに、謙虚、栄誉、犠牲、勇敢、哀憐、誠実、公正の美徳を胸に刻みましょう。

我将奉献我的灵魂和我的生命公平之神脚下。
私の魂と命を公平の神の下に捧げましょう。

我的血将伴着荣誉洒在战场上,我的剑放在这里,神祝福它永远锋利,除非他的主人低头,它将永不折断。
私の血は名誉と共に戦場に散り、私の剣をここに、神は鋭く尖る剣の永遠なるを慶び、彼の主人が屈しないかぎり、剣は折れはしない。

capper骑士

貴方を愛しています
或る意味では 自分を愛す以上に