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ビットコインとの出会いと相場に対するスタンスについて

出会い

僕は4年前に 管理者が存在せず動き続けるビットコインに出会い、その未来・値動きに魅了され毎日欠かさずチャートを見ている。(今回は技術的な話はしない。)

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現在(2021/1/14)の週足のBTC/JPYのチャート。2017/4に参入した。

当時はアルトコインと呼ばれるビットコイン以外の暗号通貨ももはやお祭り状態で2017年にとりあえず買っておけば誰でも勝てる状況だった。

ビギナーズ・ラック

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僕はまず30万でビットコインを買い、途中でXRPに変えたりなどしていた。売り買いのタイミングがたまたま運がよく、朝起きたら300万増える状況が続いていた。

絶望

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価格が急上昇し、様々な取引所がCMを打ち、これまで投資・投機に興味のなかった人たちが挙って買い始めた頃、暴落が起きた。

同時にCoincheckでNEMが奪取される事件も発生した。

僕の資産は最終的に100万を割った。(下がり続けるグラフをスクショする元気はなかった)

この出来事から、相場に対してどのように振る舞うべきか、また利益を得続けるにはどうすればよいかが僕の関心事になった。

学び

バブルを終えてからは少額で短期のトレードを繰り返すようになった。

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3年間チャートを見続け、また書籍など読んで大切に考えていること、戒めを備忘録的な感じでまとめたい。マインド的なことがメイン。

目的は勝つことではなく勝ち続けること

たまたま得た利益、トレードにおいては間違った勝ち方で勝つこともしばしばあるが、正しい知識・戦略がなければ、それで得た利益は長期的にみると無くなるだろう。勝つことを目的にすると一度のトレードに固執し、優位性のない、いわばギャンブルのような快楽を得るための手段となる。

自分は快楽を得るためにトレードをしているのではない。

自分は勝てるとなぜ思うのか?

相場の世界で勝ち続けられる人は全体の10%と言われている。いわばトップアスリートのようなもの。どうしてそれに自分は簡単になれると思うのだろうか?アスリート同様、経験や研究によって打ち出した戦略・自己を律する力・忍耐力が充分に必要になるが、それを理解しているか。

カジノ・オーナーのように振る舞え

カジノは最終的にカジノ側に利益がでるように、確率・統計的に設定されている。つまり試行回数が多くなればなるほど、カジノ側の利益は安定していく。

トレードをする上でもこの考えは大切で、最終的に利益になるであろう自分のエッジ(優位性のある戦略)を策定し、それを執行し続ける。

雰囲気・感情に任せたトレードは、それこそ期待値のない宝くじを延々とひくようなものと同じだ。

資金率、エッジの勝率、リスク・リワード比、バルサラの破産確率を考える

資金の20%を最大損失額とした場合、いくら勝率が90%あろうともリスクリワード比(リスクに対してどの程度利益が得られるかの比率)が1:0.2であれば、バルサラの破産確率によると、ほぼ手元の資金はゼロになる。

勝率にこだわり、リスク・リワード比を考えないトレードをし続けると、破滅が訪れる。

資金率・エッジの勝率・リスク・リワード比を決定したエッジを策定する。

損切りと・エッジのリスク・リワードを徹底する

損切りの水準は予め売買する前に決定し、水準に到達したら必ず執行する。

プロスペクト理論から人は利益よりも損失をだしたときのマイナスの心理的影響が利益を出したときよりもかなり大きいことがわかっている。

ごく自然な人間の心理のままトレードすると含み損を抱えたときに、損をすぐに確定できない。自然にリスクリワード比が悪い、つまり通常得る利益に対して大きな額の損失を出すことになる。こうなっては勝ち続けることは難しくカジノ・オーナーとして振る舞えない。

一回の取引にこだわらず、損失は経費と考える

目的は勝つことではなく、カジノ・オーナーのように勝ち続けること。エッジを執行し続け、最終的に利益となるならば、一回の損失は、最終的に勝つための経費でしかない。そうであれば、悲しみ・怒りなどの感情は無駄でしかない。

一度のトレードに絶対はない

いくら自信のある相場状況でも、価格を動かしているのが、画面の向こう側にいる不特定多数の人間ということを考えれば、次に何が起こるかは全く予想できない。勝った負けた原因はすべて結果論になる。あくまで自分のエッジを執行しつづけ、一度のトレードの勝ち負けに固執する必要性はまったくない。

エッジを守る

シグナル(ルールに基づいたエントリーするべきポイント)が出たら必ず執行する。利益確定・特に損失確定水準は一度決めたら、変更しない。また、シグル以外では決してエントリーしない。これらはエッジの優位性を確保するため。

参考


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