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間取りで考えていること-03

みなさん 間取りの話の時に高さって意識されていますか?
僕は 平面的に考えながらも高さも意識する様にしています。
高さと言えば 天井の高さ 階段や玄関などに設ける段差の高さ
収納などを考えた時の高さなどなど たくさんありますよね。
これは 作り手に対して 設計側がフォローしながらする部分であると思います。
しかし このような基本的な部分は知っておいても良いと思います。
それでは 今回は玄関の段差とお部屋の天井高さについて
お話ししていきたいと思います。

1.玄関の段差ってどう思いますか?
 最近は バリアフリーなど意識して 段差は低くなっていると思いますが
 低くて 普段使うには とても楽なのですが、例えば靴紐を結びとか
 ブーツを履くとか 子供に靴を履かせるなどなどいろんなシーンで 
 逆に使いづらくなることもあります
 そこをどう考えるか? 段差は当然 低い方がバリアフリーとしていいので 
 そこは優先して 僕の選択肢は二つあって 一つは スツールなど
 椅子を置く もう一つは 僕はよく使うのですが 腰掛けと握り棒を作ると
 言うものです。
 みなさん ここでお気づきかと思いますがどちらをするにも 
 平面的にもスペースが必要になる訳です。 ですので 
 ここだけで とっても平面的なことだけ考えてはいけないと言うことですね。

2.一般的なお部屋の天井高さって どのくらいだと思いますか?
 今は 背丈も大きくなったこともあってか 2.4mとか2.5mとかでしょうか?
 たしかに2.4mを主に設計することが多いですが 僕は 2.2mでも
 いいのではないかと思っています。 設計詳細を説明の際に 2.2mでは
 どうでしょうか 提案をしますが 高い方がいいよって 住まい手からも
 言われることが多いのも事実。。。
 しかし空間を立体的に考えた時に 高さと奥行きなど部屋のバランスが
 とてもよく設計できると思っています、 
 それは もちろん 天井が高い方が気持ち良いということは 
 よくわかるので リビングなどは 吹抜けや天井の高さを高くして
 それ以外は 2.2mとかに設定し そのギャップを活かしての高さの
 開放感をより感じることもできると思います
 その他のメリットは 材料を節約できる(これは細かな話かも)、
 建物全体の高さを低く作ることができる→これは 建物を強くすることにも
 繋がるし 外観のバランスをよくみせることができる、
 自分のお庭とかにもそうですし 周囲の家への影を作る範囲が小さくなることが
 あります。
 高さ方向に収納を検討する際にも使いづらい無駄な空間を減らせることも
 あります。 
 当然 容積も小さくなるわけですから冷暖房の効率などを考えても 
 お得に繋がる部分ですね。
 こんなことを考えて平面的な部分や天井高さなどを検討するのも 
 設計する側は とても面白いし部分だと思います。
 当然、低いばっかりではいけないし高いばっかりでもいけないので 
 ここは よく考える必要がありますね。 

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