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いま私にできることー国境なき医師団に寄付始めてみた

いまわたしにできることをしたいと思って始めたことは、国境なき医師団への月々の寄付です。

どーして国境なき医師団に

「国境なき医師団」って名前は聞きますが、「発展途上国や戦争してる国とかで人々を助けるお医者さんや看護師さんの団体なんかな」くらいに思っていました。そういう認識の人も多いと思います。

そんな認識より、もうちょっと知るきっかけになったのは、新聞の本紹介の欄に載っていた、いとうせいこうさんの「国境なき医師団」になろう! (講談社現代新書)  という本です。

いとうせいこうさんといえば…

・ミュージシャン?(真心ブラザーズのライブに行ったときにゲストでラップをやっててうまかった)

・作家?

・テレビに出てる面白そうな人(昔「天才テレビくん」にも出てたような…)

なので、「なんでいとうせいこうが国境なき医師団??」ということから興味を持ったような気がします。で、読んでみたいなと思って、図書館で検索したらあったので、借りてみました。

国境なき医師団はMédecins Sans Frontièresという名称でMSFと略されます。

いとうさんがどうして国境なき医師団と関わったか、というと、10年ほどまえ、あまりの夏の暑さに「男も使える日傘を作ろう」と思い立ち、どくろ柄(!)の日傘を傘やさんと作ったらアイデア料をもらえることになった。夏の暑さが災害級であること、災害に向かう、というイメージから「国境なき医師団」への寄付を思い立った、というとこから始まったそうです。

で、何年か寄付を続けられた後、いとうさんはMSFから取材をうけることに。そこで、MSFが医師や看護師ばかりでなく、その活動の半分くらいは衛生的な水の確保など医療とは別の活動をしている人たちがいるということを知ったそうです。世間の人々があまりそういうことを知らないんじゃないか、だったら自分が知らせよう、ということから、MSFの活動を取材されることに。

いとうさんは2016年からハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダンという5か国を取材に行ったそうです。過酷な現場で働くMSFの職員のみなさんの話が載ってます。

快適な日本を離れ、治安も衛生面も悪い国々に向かう、なんていうことは相当な思いがないとできないはずで、ただただすごいなあ…と思いつつ読んでました。

とりあえず関心を持つことから

自分のようにそんな勇気もなく、技術や知識もない人ができることは、まずはそういうことに関心をもって、情報を得ることかなあ

で、できる範囲で、と思ってわたしも寄付をしようと思いました。

寄付しようと思ったときにできる、一回3000円~という寄付と、毎月1000円~という寄付があります。本を読んだあと、「この気分を行動に!」と思い、自分の口座から3000円寄付しました。でも、一回きり、というのは、やらないよりはもちろんいいけど、どうなんだろう、世界で大変な人はずっと継続的にいるのに…という思いがありました。

わたしも全然余裕があるとかではないですが、世界的にみれば、ものすごく恵まれた暮らしをしています。と思うと、パートもしているので月々1000円くらいは(最低価格です…)続けてすることに意味があるんでは、と思い、申し込んでみました。

活動報告書などがおくられてきたり、メールが届いたりします。

見るのがつらいような内容だったりしますが、ちょっとでも関われているんだろうか、と思うと、ほんの少し嬉しいです。

なにもできないならできないなりに、なんか探してみたい、と思います。

持ちつもたれつ

今はなくなられましたが、前国連難民高等弁務官をされていた緒方貞子さんが、NHKの番組のインタビューで、たぶん国際協力?についてみたいなことだったと思うんですが、「持ちつ持たれつっていうでしょ」とおっしゃってました。国際的にトップにいる人の、あまりに自然な、わかりやすい言葉だったので印象にのこった記憶があります。いいことばでだいすきです。

難しい世の中、「持ちつもたれつ」の気持ちでみんなが暮らしていけるといいなあとおもいます。ちょっと話がそれちゃった気がしますが…

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