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無落雪屋根の「すが漏れ」予防

住まいのお手入れポイントや、家事・収納・お掃除・節約テクなど、役立つ情報アレコレ。

屋根の中央部にあるスノーダクトに向けて、溶けた雪や雨水が流れるようゆるく勾配がついた無落雪屋根(スノーダクト方式)。水はダクトを通って排水されます。今回は、この無落雪屋根のお家において「すが漏れ」を防ぐためのお話です。

そもそも「すが漏れ」って?

屋根の上で溶けた雪や雨水が建物内部に侵入する現象。スノーダクトの詰まりなどが原因で正常に排水されずに、行き場を失くした水が板金の隙間から侵入して起こります。

9_ダクト屋根

大雪時には無落雪屋根でも雪下ろし

スノーダクトの清掃は終えましたか?ダクト内に溜まった枯れ葉、砂、ゴミなどを取り除くことは詰まりを防ぎ、スムーズな排水につながります。積雪前と春の雪解け後、屋根に上がって点検・清掃を。

昨冬は「すが漏れ」が発生したというオーナー様からのご相談が相次ぎ、「屋根の積雪」が原因だったケースもありました。これは、屋根に雪が大量に積もったことで排管がびっしり凍結し、気温が上がったときに溶けた雪が排管を流れることができず、すが漏れを引き起こしたというものです。基本的に雪下ろしが必要ないとされる無落雪屋根ですが、大量の雪が降った場合は放っておかず、雪下ろしもしたほうが安心ですね。 

また、バルコニー・ベランダがあるお家は、ここもスムーズな排水のために清掃と雪下ろしをするようにしましょう。

ドレンヒーターのスイッチ「ON」

無落雪の屋根にはドレンヒーターがついています。天気予報などで「根雪」と聞いたタイミングでスイッチを「ON」(赤色点灯)に。排水管の凍結を防ぐために、ヒーターは春まで入れたままにしておきます。

ドレンヒーター

OFF時は「緑色点灯」又は「消灯」冬の間はONにして「赤色点灯」状態に

❗️屋根の雪下ろしが大事なこととは言え作業は大変です。くれぐれも無理のないように、安全には十分注意してください。慣れない作業は、プロの業者に依頼するのも手段の一つです。

除雪道具マメ情報

雪国の暮らしが初めてという方もいらっしゃるのではないでしょうか。いろいろなタイプがある除雪道具ですが、雪かきスコップのおすすめのひとつが、柄とヘッドが分解できる脱着式のもの。ヘッドが壊れたときにも交換できるので便利です。購入時のご参考に。

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「ジョンソンレディ」は、ジョンソンホームズのオーナー様のお家へ3ヶ月に1度お伺いし、住まいのトラブルはもちろん、もっと快適に、心地よくしてもらえるような提案やお手伝いをしています。

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