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自由主義研究所の目的(前半)

自由主義研究所は主に3つの目的をもってたちあげました。
まず、1つ目の目的は、

1.日本に自由主義(クラシカルリベラリズム、リバタリアニズム)を広げること


日本には政治的に自由主義の影響力がないため、政府の膨張を止める力がほとんどありません。
そのため、政府の巨大化・利権化・腐敗化が進行し続けています。
結果的に、国民は上がり続ける税金と社会保険料、増え続ける規制により、毎日の生活を自由に豊かに過ごすことが難しくなってきています。


これ以上の政府の膨張を止めるために、日本に自由主義思想の普及が重要だと考えています。
もちろん押し付けるわけではありません。
自由主義は思想・哲学ですが、それを高尚なものとして扱うよりは、

普通に生活している一般の大衆に普及することに意味がある

と考えます。

社会主義などの設計主義は「いかに一般大衆を導くか」という(善意であっても)エリートの思想です。

一方、自由主義思想は、そんなエリートに対して
「私の人生に口出ししないで。余計なお世話だ。私の人生は私の自由にさせてくれ」という「一般大衆のための思想」だと思うからです。


また、「○○という偉い自由主義の哲学者が言っているから」という理由だけでそれを信じるなら権威主義になります。
権威は重要ですが、権威を崇める必要はないと思います。


自分達と同じ一般のいわゆる普通の人に
「自由に自分のアイデアを試せるのはいいな」
「自分の稼ぎを政府に取られず、自由に使えるって豊かだな」
と思ってもらえたら嬉しいです。
そのためには自由主義を「わかりやすく具体的に」伝えることが重要だと考えます。


悲しいことに、今の日本には「自由主義」という言葉が、その意味を「わがまま勝手」と誤解されたまま広がっています。
古典的自由主義のいう「自由」とは、「他人の同様な権利を脅かさない限り」という制限付きで、これが重要なポイントです。

「他人の権利を侵害しない限り、自分が望むことをする権利は全員にある」

ということです。

意外かもしれませんが、日本人は本来、自由主義的な(リバタリアン的な)人が多いのではないでしょうか?


大阪の八百八橋に代表されるように、政府が何もしなければ、民間人が自発的に公共インフラを整えて町が発展してきた歴史があります。

また、全国各地には明治以降の「自由民権運動家」の伝記が伝わり、地元の偉人として銅像にもなっていることも多いです。

そもそも日本の「国会」はそのような自由民権運動の勢力が政府に圧力をかけることで誕生したのです。
このことは「民撰議院設立建白書」にはっきりと書かれています。
(「減税新聞」さんが読みやすく関西弁で記事を書かれていますので、ぜひ読んでみてください)


今の日本の中央集権的な巨大政府・行政は、日本の歴史を考えても異常だと思います。


政府の肥大化を止め、小さい政府への圧力を高めるため、
普通の日本人に自由主義とその利点を認識してもらうよう発信することが、自由主義研究所の重要な目的です。

また、同じ目的を持ち現在アクティビストとして活動されている方々・団体様ともぜひ連携していきたいと思っています。




長くなるので、今回はここまでにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、目的の2つ目と3つ目について書こうと思います。
「自由主義を学ぶ会」のYouTubeも見ていただけると嬉しいです。
フォロー、スキ、コメントもどうぞよろしくお願いいたします。
                              (藤丸)


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