ダンサー フロム ザ ダンス

本の虫である知人から以前におすすめという事で借りた一冊のタイトル。著者はアンドリュー・ホラーラン。パラダイス・ガラージ以前、まだエイズが存在しなかった時代のNYが舞台のゲイ小説。ゲイ小説というジャンルが存在することをその時初めて知った。本に関して自分は全く詳しくない。
途中こんなシーンがある。

『だが彼らの顔が、これ以上はないほど甘く幸せに輝く瞬間がある。全員がひとつになって、溶け合う瞬間がある。彼らはそのときのためにここに来るのだ。それはだいたい朝の六時半ごろに起こる。彼らは汗びっしょりのTシャツを投げ捨て、「Make me believe in you, show me the love can be true」と歌うパティ・ジョーに合わせて叫びだす』

この曲は、Tom Moultonがミックスを手掛けた作品ばかりを集めたSoul Jazzのコンピで知ってはいたが、この描写を読んでからとても好きになった。

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