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式内社・八咫烏神社

こちらの創祀ははっきりしており、慶雲2年(705年)。
その名の通り神武天皇の大和入りを先導した八咫烏・建角身命を祀っている神社。

この八咫烏、記紀には大きな烏とは書いてありますが3本足とは書いてないので、3本足となったのは中国の陽鳥伝承が加わっての事だと思います。

じゃ何故神武天皇を先導したのが烏なんだよとなりますね。

それは神武天皇は海洋民族・海神族の末裔と考えられており、海洋へ漕ぎ出した人達は烏を携えて舟に乗り水先案内をさせていたからで、実際九州の珍敷塚古墳や鳥船塚古墳は舟の舳先に鳥・烏が留まっている姿を描いた装飾古墳でありますし、聖書(キリスト教です)のノアの方舟の説話にも烏が先導する話が出てきます。
これは、航海中に針路を誤って漂流した場合などに(手漕ぎ舟なら4kmも沖合に出れば浜は見えなくなってしまいます)、船上から鳥を放ちその飛んで行く方向に船を向ければ陸地にたどり着けるというわけです。

烏を先導役に使ってきたから道案内をしてくれた建角身命を烏の化身と考えたんでしょうね。

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