003 知的生産の技術
1969年、今から50年も前のことですが、「知的生産の技術」という本が出版されました。著者は当時京都大学の民俗学の教授であられた、故・梅棹忠夫先生。この中で紹介されたのが、「京大カード」または「B6カード」と言われているカードです。アイデアや思い付きをそのままにせず、さまざまな角度から検討し、いくつものアイデアを組み合わせ、社会的に役に立つ「知的生産物」にまで高め世に問う、という考え方は斬新で、衝撃的なものでした。当時この本は一大ブームを巻き起こし、我々(当時の)若者はこぞっ