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旅行業界・観光産業に関して

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旅行事業者、観光産業に身を置くものとして感じることを記事にまとめています。
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#旅行会社の使命

「実行力」と「誰が」実行するか

昔から何かアイデアを考えるのは得意だった。 特にイベントの企画とか、新しいサービスとか考えるのが好きだった。 8年前に通っていた、旅行産業経営塾のグループディスカッションとか楽しくて楽しくて仕方なかった。 高校生の頃から、面白いと思ったアイデアを書き留めたメモもある。 自分が考えたアイデアが、世の中にサービスとして出るのをみると 「これ、俺も考えてたのに」とか「やっとけばよかったな」などと、よくぼやいていた。 しかし、2年前から自分で事業を始めて、がらりと考え方が変わった

コロナ禍の最中に旅行会社ができること その1

前の記事「実行力と誰が実行するか」では アイデア自体に価値は高くなく、「実行」に移せるかどうかが大事で さらにそれを「然るべき人」が実行することが大切なんじゃないかと書いた。 本日のテーマは、 今様々な個人・事業者が得意分野などを活かして社会貢献をしている中、 旅行会社ができることはなんだろうかを考えていくことだ。 旅行会社は、コロナ禍の初期からダメージを受けていて、3月中下旬からは売上が「蒸発」し、売るものがほとんどなくなり休業状態に追い込まれているところも多い、被害が

コロナ禍の最中に旅行会社ができること その2

前の記事「コロナ禍の最中に旅行会社ができること その1」では 旅行会社の強みは「組み合わせる力」で、 旅行会社が社会に対して担ってきた価値は「豊かさ」ではないかと書いた。 ではその旅行会社がこのコロナ禍にできることはなんであろうか。 キーワードは、「非接触」・「オンライン」・「ワケーション」・「心のケア」。この辺りだと思う。 以下、妄想大半、旅行経営産業塾のオンライン飲み会などで話題にあがったものなどの羅列である。 「国内ツアーの訪問箇所のレストラン・お土産物の売れ残

京都は死なない

実は3月はけっこう京都に足を運んでいた。 上旬・中旬はツアー、下旬は視察と撮影で。 秋と並び、1年で最も人が多いはずの春の京都。 しかし人影は疎らで、もはや街の一部とまでなっていた外国人観光客がほぼゼロという異様な光景。 3月中旬はまだけっこう日本の学生の卒業旅行みたいなのが多かった。 象徴的だったのは、木屋町と先斗町。 普段は外国人観光客などでごった返していた先斗町が静寂で、木屋町が学生を中心に賑やかだった。 自分が学生だった15~12年前くらいはこんな感じだったなー