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予備試験の短答式 学習戦略

挨拶と自己紹介

こんにちは。ジェシー(@Jessica_nao_law)です。
MNTSQというLegalTechのスタートアップで、Webエンジニアをしています🚀
東大や医学部をメインに、大学受験業界でしばらく働いていたため、学習戦略をしっかり考えるようにしています🗒

はじめに

思うところがたくさんありすぎたため、タイトルの通り、予備試験の短答学習戦略について考えたところをメモ。

未来の自分が方針を 確認する / 検討し直す 際の材料に使うのと、学習方法に悩む人の参考になることを願う。

アガルートの短答方針に疑問を持ったきっかけ

「短答の知識は、論文の知識が固まったら肉付けをするように入れよう!」というのが、工藤北斗先生の教えだと私は理解している(動画を見たら誰もが同じ理解をすると感じている)。

であるが、論文の知識を次のように入れることは、カリキュラム上も後回しになっていた。

  • 論証集を理解しながら丸暗記する

    • なお、これについては否定的な意見は多数だった

  • 重問を3周して論文の知識を固める

    • 論文優先なら当然こうするべき

オハイオ州にいる、マネオプ勢の方々の中でも、講師から「重問を1周したら、短答を3周する」という指示を受けて、やや戸惑う人もいた。

戸惑うことは、当然と思う。私だったら死ぬ気で抵抗する。フルタイムワーカーだったり、子育てをしているような、可処分時間が少ない人がそんな簡単にこなせる分量ではない。というか、かなり余裕のある学生や、専業受験生でもない限り、†普通の人†には無理だと思う。

そこで、いろいろ考えた。

良いものに出会ってしまった

司法試験・予備試験 短答式過去問題集[刑法](第2版) 伊藤塾合格セレクション

これだ!!!!アガルート工藤先生の教えの1つ。「予備校は、受験生のために適切に学習範囲を絞る義務がある」

これを短答の演習で実現しているのが、伊藤塾 合格セレクション だった。

問題をかなり絞っている。その絞り方も合理的だと感じる。これだけでやる価値がぐんと上がる。

アガルートは、まだ短答の問題を絞る部分まで手が伸びていないのだろうが、もう少し規模が拡大したらきっと作成されるだろう。

まず、合格セレクションを99%覚える

まずは、合格セレクションの分だけを年内にほとんど完璧に覚えて、直前期に、合格セレクションを確認し直し。その後に、全科目大量に問題を解き漁ろうと思う。
形式にも慣れているし、ある程度の範囲はかなりの精度で暗記しているため、大量の問題を素早く回すことの負荷も下がっているだろう。

伊藤塾 合格セレクションの使い方

① 物理的な本を買う

700ページあるため、2つや3つに千切って、テープで止め直しをした方がよさそう。

② Kindle版を購入し、Ankiアプリに登録

Ankiアプリに登録するにも、自炊の手間が省ける。
個人の私的利用の範囲のため、スクリーンショットを撮影し、Ankiアプリにせっせと登録すると良い。これなら画質も紙を通さないのできれいにできる。

プログラミング(と画像認識技術)を用いて、ガッと行うこともできる。リプライに、自動化する方法のヒントも書いているため、参考にされたい。

Kindle 版は物理本の半額程度で買えるという点も、かなり嬉しい。

いや、取り組むものは絞るべきでは?

上にも回答を用意したつもりであるが、それでも、読む人によっては次の疑問を持つかもしれない。

「アガルートの問題集があるのに、なぜわざわざ合格セレクションを挟むのか。取り組むものは、必要十分量にすべきだ」

この主張を自信をもってできる人は、とてもステキだと思う。
ただ、「あなたは」この量の短答問題集を何周も回せますか?
民法だけでこれである。「私は」、初手には絶対にやりたくない!!!!!

すごい厚い……5冊って何???

私は、まず合格セレクションを死ぬほど回す。選択肢の吟味もやり切るし、正答率は99%を超す。

その状態で大量の問題に当たった方が、絶対に効率的だと感じる。
記憶が定着するまでは、かなりの頻度でその問題に触れる必要がある。
いきなり上の5冊を回そうとしても、何も残らないのではないか。

結局は好み

圧倒的な勉強量だったり、圧倒的な集中力を発揮することで、一般には非効率なやり方でも大成功する人はいる。

そのような強者に倣うか、「自分にはこのくらいのやり方がいいかな」と割り切るかは、各人がよく考えて選択するものだ。

いずれにせよ、自分にとってのベストな方法で、懸命に努力して、合格を掴み取りましょう🚀🔥✨

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