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7月7日、七夕と願い事。

「たなばたってのはね、日本の伝統的な行事なんだよ。もともとは中国からきたんだけど。この細長い"たんざく"に、願い事を書いて、笹に飾ると、その願い事が叶うんだ〜!書いてみる?英語でもいいよ。」

『ううん、にほんごでかきたい!』

「いま練習してるひらがなで書く?」

『ううん、かんじがいい!』

ということで、
願い事はなに?と聞いたら、
彼の口から出てきたのは

** 《健康な毎日》**

『ほら、ぼくさ、日本にきたひから、こないだまで、まいにちこうえんでねてたでしょ?あれ、つらかったんだ。からだがつらいと、こころもどんどんつらくなる。そして、こころがつらいと、からだがどんどんつらくなる。やっぱり、にんげんらしい健康な毎日がほしい。』

「そっか…ほんとだね。健康な毎日がいいね。」

難民は、わたしたちの国にも、わたしたちの街にも、ご近所にも、本当はすぐそばにいます。遠いシリアだけの話ではないのです。ヨーロッパの政治問題ではないのです。

国を追われて逃げてきたすべての人たちに、
《健康な毎日》が訪れますように。

そして、ひらがな練習ノート、
頑張りすぎて呪文みたいになってる〜(๑°口°๑)笑

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渡部カンコロンゴ清花(Jess) / NPO法人WELgee 代表
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