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【誰でも簡単】Difyで最先端のAIアプリを作ろう!

こんにちは、じぇりーです!

今回は今話題のDifyについて紹介していきます。

プログラミングの知識がなくても、直感的なGUIを使ってドラッグ&ドロップ操作だけで、GPT-4やClaude、Anthropic Claudeなどの最先端AIモデルを使ったチャットボットを作成できるんです。

さらに、RAGエンジンを使えば、関連情報を検索・取得して高品質な回答を生成したり、わずか数クリックでAIエージェントを作って複雑なタスクを自動化したりと、アイデア次第で幅広い活用が可能です。

自分でサーバーを用意してセットアップして無料でDifyを利用する方法(Mac版)
と、無料で使えるAPI一覧も紹介!


Difyとは?

Difyは、オープンソースの大規模言語モデル(LLM)アプリケーション開発プラットフォームです。
LLMとは、大量のテキストデータから学習した、人間のような文章生成が可能なAIモデルのことです。
Difyは、Backend-as-a-Service(※1)とLLMOps(※2)の概念を組み合わせることで、開発者が生成型AIアプリケーションを迅速に構築できるようにします。
さらに、技術的な知識がない人でもAIアプリケーションの定義やデータ操作に参加できるのが特徴です。

※1 Backend-as-a-Service: アプリのバックエンド機能をクラウドサービスとして提供すること
※2 LLMOps: 大規模言語モデルの運用に特化した DevOps(開発と運用の連携)のこと

主な機能

直感的なインターフェースとノーコード開発

Difyは、プログラミングの知識がなくても、直感的なGUIを使ってドラッグ&ドロップ操作だけでLLMアプリを作成できます。これにより、AIアプリケーション開発のハードルが大幅に下がります。

最新のAIモデルを統合

Difyは、GPT-4やClaude、Anthropic Claudeなど最先端のAIモデルをシームレスに統合しており、ハイクオリティなアプリ開発が可能です。

自律型AIエージェントの構築

わずか数回のクリックでAIエージェントを作成でき、企業が定義したツールとデータを自立的に使用して、複雑なタスクを解決できます。

RAG(Retrieval-Augmented Generation)の活用

RAGエンジンを使用することで、関連する情報を検索・取得し、それを基に高品質な回答を生成します。これにより、より高度なAIアプリケーションの開発が可能になります。

※ RAG(Retrieval-Augmented Generation):関連情報の検索・取得と、それに基づく回答生成を行う技術。

なぜ話題になっているのか

1. 好きなLLMで誰でも簡単にチャットボットを作成

LLM(Large Language Model)とは、大量のテキストデータを学習した言語モデルのことです。ChatGPTやClaude、Geminiなど、各社から優秀なLLMが公開されていますが、Difyではこれらを一つのプラットフォーム上で利用できます。用途に合わせて最適なLLMを選択し、チャットボットを構築できるのです。

2. エージェントボットの作成

エージェントボットは、LLMにコンテキストやツールを組み込んだ高度なチャットボットです。Difyの「ナレッジ」機能を使えば、事前にテキストデータを学習させることができ、これをボットのコンテキストとして活用できます。また、Difyが提供する多彩なツールや、自分で開発したカスタムツールをエージェントに設定することで、URLから記事の内容を取得して解析したり、画像生成ボットを作成したりできます。

3. ワークフローの構築

ワークフローは、Difyが提供する様々な機能を持ったブロックを組み合わせて、複雑な動作を作成できる機能です。業務の自動化など、アイデア次第で幅広い活用が可能です。さらに、Chatflowという上級者向けの機能を使えば、ワークフロー自体をツールとして呼び出し、双方向のやり取りができるボットを作成できます。

4. ユーザーの招待と管理

Difyは個人だけでなく、組織での導入も想定されています。オーナー、管理者、通常の3つのロールを設定でき、管理者以上の権限を持つユーザーが作成したエージェントやワークフローを、通常ユーザーも利用できます。これにより、企業内でDifyを導入すれば、業務に即したAIツールを全社的に活用できるようになります。

5. 共有、埋め込み、API展開、アナリティクス

作成したエージェントボットやワークフローは、公開URLを共有することで組織外の人にも利用してもらえます。また、サイトへの埋め込みやAPI展開も簡単に行えるため、LineやDiscord、Slackなどの外部ツールとの連携も可能です。
さらに、アナリティクス機能でボットの利用状況を把握できます。

※GPTsの場合、ChatGPTPlus会員(有料会員)でないと共有・使用できない

Difyの真の価値は、カスタマイズしたAIサービスを日常や仕事の中に溶け込ませ、どこからでも簡単に実行できるようにしたことにあります。これはまさに、AIの民主化とも言えるでしょう。

今後、GPT-5などのより高度なAIモデルが登場しても、Difyを活用している人々は、モデルを切り替えるだけでボットをアップデートでき、AI発展の恩恵を受けられるようになるはずです。

Difyは、OpenSourceの強みを存分に活かした、AIフレンドリーなサービスと言えます。Difyを作る側には一定の学習コストが必要ですが、Difyで作られたAIを使う側はこれらのコストなく、簡単に利用できる優しいサービスなのです。

活用事例

Difyの始め方・料金体系

クラウド版とセルフホスティング(ローカル環境)の2つの利用方法があります。

  • クラウド版:セットアップ不要ですぐに使えるクラウドサービス。サンドボックスプランでは、200回の無料呼び出しが含まれる(GPT4を除く)

  • セルフホスティング:自分の環境にDifyをインストールして利用。GitHubからソースコードをクローンし、Dockerを使って環境を構築する。

クラウド版: 無料プラン

  • 一定の制限の中でアプリケーションを作成・運用できる

  • サンドボックスプランでは、200回の無料呼び出しが含まれる(GPT4を除く)

クラウド版: 有料プラン

  • 月額59ドルから

  • より高度な機能やサポートを利用できる

  • 詳細な料金体系は現時点では非公開

  • メッセージ数や使用トークン数に応じた従量課金制になる見込み

  • 小規模なアプリは低コスト、大規模になるほど料金が増加する仕組み

基本画面について・操作方法

1. 探索

探索画面では、便利なテンプレートが用意されています。チャットボット、エージェント、ワークフローのテンプレートから、目的に合ったものを選ぶことができます。テンプレートを使えば、初心者でもすぐに利用可能なアプリを作成できるんです。

2. スタジオ

スタジオは、Difyの中心となる画面です。ここでは、自分が作成したチャットボット、エージェント、ワークフローの一覧を確認できます。新しくアプリを作成したい場合は、「アプリを作成する」ボタンをクリックしましょう。

3. ナレッジ


ナレッジ画面は、RAG(Retrieval-Augmented Generation)などに使用するデータを登録する場所です。PDFなどのファイルをアップロードしておくことで、チャットボットやエージェントがそのデータを参照できるようになります。

※RAG:関連する情報を取得し、それを基に回答を生成する手法
データをアップロードした後は、チャンクなどの前処理をアプリ作成のフロー内で実施できます。これにより、データを効率的に利用できるようになります。
※チャンク:大きなデータを小さな単位に分割すること

4. ツール

ツール画面では、グーグル検索や画像生成などの便利な機能を利用できます。これらのツールを活用することで、より高度なチャットボットやエージェントを作成できるでしょう。

より詳細な画面説明、操作方法は以下の動画が非常に分かりやすいです↓

便利なツール

1. Dify用プロンプトGPTs

2. 拡張機能: Dify Chatbot

Difyで作ったアプリをChromeの何処でも使えるようになる拡張機能

【Mac版】自分でサーバーを用意してセットアップして無料でDifyを利用する方法

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