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1人の青年 チョン・ジョングクについて考える


彼の魅力について、ふと考えたくなった。



ウサギのように可愛らしく美しい顔貌、マルチな才能の持ち主、身を守れる程のたくましい身体、透き通った美しい歌声、力強いダンス、努力家..

彼の長所を適当に挙げてみてもこの位は出てくる。まだまだある。

私はユンギペンであるが、ジョングクに心を奪われてしまう日は少なくない。ジョングク以外のメンバーを推している方も、この気持ちは分かるのではないだろうか。

彼の第一印象は、日本人好みっぽい顔のイケメン。
イケメンだけど歌も上手くて、恵まれている人。

私の周りのBTSを知らない人も、まず最初にジョングクがカッコいいと指差す。私も正直、彼について何も知らない時はただのイケメンだと思っていた。


そんな彼の印象を変えたきっかけとなったのが、 SYS公演のジョングクのソロ曲、Euphoria。

ピンク色の衣装を纏い、何かに吊るされてARMYの頭上を飛び回るその姿に衝撃を受けた。
この男、ただのイケメンではない。

むしろその姿は男性ではなく、少年だった。あの幸せそうな笑顔が忘れられない。歌っている歌詞のように、遥か彼方に聞こえる海の向こうへ連れて行ってくれているような気がした。アミボムが海面にキラキラと映った太陽のようにも見えた。まさに真のスーパーアイドルの姿だった。

ロンドンウェンブリー公演の笑顔


きっと彼にとって公演は、幼い頃に抱いた感情を再び呼び戻してくれる夢のような時間。Euphoriaは、ジョングクの感情そのものを描いた楽曲。

彼の最高傑作となった楽曲だと思う。

彼はきっと今でも純粋で、キラキラと光る瞳を持つ、美しい心を持った少年である。世界的スーパースターの前に、平凡に生まれ育ち夢を抱いたチョン・ジョングクという一人の男の子。


人間的に成長する真っ只中である幼い時期からアイドルの世界に飛び込み、厳しい世界を体験した。平凡な生活を送っていれば、今より少しは苦しまずに済んだかもしれない。だからこそ、厳しい世界で沢山のことを教えて育ててくれたヒョンたちと、支えてくれたARMY達の存在は彼にとって壮大なものだと思う。

上下関係が日本よりも厳しい韓国。まだ幼く末っ子であるが故に我慢してきたことも少なくないはず。沢山辛い思いをしたにも関わらず、何か辛いことはあるかと聞かれると“大事なメンバー達が辛い思いをしているのが一番辛い”と答えるジョングク。私はその年齢でそんなこと言えなかったと思う。
その言葉が忘れられなかったRMは、そんなジョングクの気持ちをソロ曲「Begin」の歌詞に反映させた。

Euphoriaの"You are the cause of my Euphoria" (君こそが僕の幸せだから)
という歌詞は、ARMYやメンバーのことを歌っているのではないかとも思える。



公演のEuphoriaで衝撃を受けて以来、
ジョングクには一生幸せを感じて欲しい、その感情ひとつだった。

彼には美しいものだけを見て生きて欲しい。
胸が詰まるような幸せだけを感じて、心から笑っていられる人生を送って欲しい。

食べる姿は今でも食べ盛りの男の子のままで、寝顔はまるで赤ちゃんのよう。何かを見て考える時の顔は口がぽかんと開いたままの幼稚園児。自分がジョングクの産みの親だと思わんばかりの母性が溢れ出るのは、こういうところかもしれない。

ユンギさんに抱いている感情とは180度違う。ユンギさんには作業を邪魔しないようにアメリカーノをそっと後ろの方のデスクに置いて部屋を後にしたいけど、ジョングクには好物だけを詰め込んだ大きなお弁当を作りたい。


最近はタトゥーやらピアスやらでなんだか遠くへ行ってしまったような、寂しい気持ちになるファンも多いと思うが、きっと彼の中身はあの頃のまま変わっていない。

ジョングクは、あまり自分に自信がないように見える。
そもそも自分の歌声をうまいと思ったことがないと言っていた。もっと上手くならないといけない、と。

今でも、大勢の記者の前で深々と何度もお辞儀をするのは変わらない。自分のために集まってくれた方々に常に感謝を忘れない。

元々ファッションに興味がなくラフな格好を好むジョングクは、自身のプロデュースしたパーカーを出した時に“ARMYの皆さんはオシャレだから少し野暮ったく見えるかもしれません。観賞用にしてもいいですしもし本当に気に入ってくれたら着て出かけてみてください”と言っていた。
これだけ人気になっても、自分が作ったものを当たり前に気に入ってくれるとは思っていない。

PTDコン in ソウルでは声出しができなかったため、ARMYの皆が楽しんでくれたかどうか不安になり、家に帰って自分の思いを8分ほどの動画に残しインスタグラムにアップした。

とにかくここに書ききれないほど、めちゃくちゃ謙遜した人だ。決して自分を棚に上げない。これほどの大スターに上り詰めても、全ての人がこのマインドで居られるのだろうか。


これは完全なる主観なのでアテにしないで欲しいのですが、タトゥーやピアスで自分自身を着飾るのも、実は自信の無さから来ているのではないかと思った。自分を強く見せるために体を鍛え、イカつい見た目になっていく。憧れのアーティストの影響もあるとは思うけど。
彼にはARMYの数と同じぐらい、敵も多いことを忘れてはいけない。

なんとなくその気持ちは分かってしまう。弱い人間だと思われたくない気持ちは、容姿に表れてくる。私自身もそうだと思う。

BTS In the SOOP シーズン2にて、ドーベルマンのバムと一緒に過ごしていたジョングク。警戒するバムに対し、”自分の身は自分で守れるよ”とバムに言った。

そうか、彼は自分の身を自分で守るために鍛えているのか。と思ったと同時に、彼の立たされている立場には常に恐怖も寄り添っていると気づいた。

それはジョングクだけではなくバンタン全員に言える。

私はきっと彼の身体中が絵で埋め尽くされても、金属だらけの顔になったとしても、今よりもっと大きな体になっても、きっと大好きだと思う。

むしろヒョン達におぶって育てられた末っ子が、今ではヒョン達をおぶっているほどたくましくなったという尊さで胸がいっぱいになる。

どんな姿であれ彼の心はきっと少年のままだと思う。
そうじゃなかったとしても、彼の見せる笑顔に嘘はないはず。

彼は常にVLIVEで優しくて幸せそうな笑顔をARMYに見せる。
騙されててもいいから、その笑顔を信じていたい。


沢山美味しいもの食べて、沢山楽しいことを経験して、幸せに生きてください。

偶然にも(偶然にも?)今日誕生日だね!おめでとう!




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