Age Quod Agis. -ドラマ「だから私は推しました」6回裏-

togetterまとめを見ていると終盤の真衣の発言(家族が宗教にはまって借金したくだり)に否定的な人がいてマジかよ、と感じたのが正直なところで。身内がそうなったらまずいだろうよと思い、ならびに「ああ俺はやはりこの世界には向いてないのだな」とも感じたり。

親しいもの、家族がヲタ活に人生全てステ振りしてしまっているのを身近で見たらどんな気分になるか。ねえ。チャトレまでやってたらさすがに心配になるって。

応援のしかたは様々であり、誰もが度を超さないようにヲタ活をしている…のだろう、たぶん。しかし度を超えてしまった人はやはり異質に映るもので。
終盤の真衣による愛への言葉はまさに、ドラマを観ている(一線を超えた)ヲタクに「それがあなたの姿なのだよ」と言っているようでもあって。いや刺さったなああそこは。

副業までして月に6桁費やした愛。きっとあの夏フェスの頃から、推しているはずのハナへの気持ちが、距離感が狂ってしまった。
裏を探ろうとしてハナを疑ってしまい(もっとも杏子の母親が登場した時点でもう疑わしき余地が倍々チャンスで膨れ上がっていた)、結果的にハナも自らも傷つけることになってしまった。

しかし相手(ハナ)はアイドル。偶像。本来客はそこまで事実関係を探る対象ではない。俺が養ってあげてるんだ、プレゼントしたものを使って当然だという瓜田に近づきつつあるのが見てとれた。
オバハン、変わっちまったね。でも気持ち分かるよ。

金を払ってライヴを楽しませてもらって、ありがとう、また来るよ。本来これでいいはずなのに。
月15万と数回前のドラマで愛は口走っていたが、今はそれを遥かに上回る投資っぷりなのだろう。もはや考えが及ばない。

いつ卒業や脱退をするか分からない。
けれど、通いすぎて距離が近づきすぎるとそれが当たり前になる。
だから、ほどほどでいい。
距離感が狂ったら有り難みもなくなるのだ。

たまに見れて、応援できるだけでいい。そんな今は心が疲れなくて済んでいるから気が楽だ。

信者ではなくファンでいたい。

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