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今の日本が「日本株式会社」で、あなたがその社員だったらと想像してみてください。

こんにちは!ジェニーです。

早くも2021年も7月となり、年の後半がスタートしましたね。

この混沌とした世界も2020年の3月あたりからの目の前で実際起き始めた現象として当初は先行きの不安や恐怖に我を持っていかれそうになった頃からなんだかんだと1年半が経とうとしています。

そんな今の私がこの1年半を振り返って、当初の自分に今何を言えるかなあと想像してみると「まだまだこの状況は続いているよ。でも色々な気づきがあるし、悪くはないかも知れない。どう考えるかは自分次第だ。」とアドバイスができるかなと思います。

どうしてそんなことが言えるかというと、昨年の7月にロックダウンを解除したドバイに、2020年10月から今月まで合計7回渡航している中で、

「同じ時間をどう過ごし、どう考えるかで自分の世界に雲泥の差が出る」

ということが身に染みてわかるからです。私はドバイを知っていて本当に良かった!と心から思っています。

ドバイはすでに輸出するほどオイルはなく自国供給に留まるにあたり、建国当時(50年前)から当時豊潤に出ていたオイルで財を成しながら、オイルという資源に頼らない国造りをしてきました。その結果、貿易・観光・IT・金融で莫大な収入を得ています。そのため今回もロックダウンもどこよりも早く実施し、感染者数の減少を期待し、国中の消毒を徹底的に行いました。

そしてここからがドバイの凄いところです。

ロックダウンから約3ヶ月経った7月6日にロックダウンが解除され、エミレーツ航空が運行を再開しました。この時世界はいち早くUAEが感染者数を抑え、対策に成功したと思ったでしょう。しかし現実は感染者数は増加していました。

ではなぜ国はロックダウンを解除したのか。

ロックダウンを3ヶ月して感染者数を見たら減少するどころか増加している現状を把握した政府は、

「ロックダウン=経済を止める」ことをしても感染者数は減らないことがわかった。このまま経済を止めたままにした場合、今度は経済を理由に命を落とす人が増えることは容易に想像できる。であるならば、コロナと共にいきる術を整え、経済を再開しよう。経済が回れば国民が笑顔を取り戻し、免疫力も上がるだろう。

との判断をし、 2020年の7月から徐々に観光業も再開し、現在では全ての施設が動いていますし、新しい観光施設、ショッピングモール、ホテル、高層マンションがどんどん出来上がっています。

私たちは今この地球において同じ時間を過ごしています。各国それぞれが「コロナとともに生きる」ことを余儀なくされています。しかしながらここの重要なポイントは「どのようにともに生きているか」だと思います。

ドバイ:

活発。今できることの可能性を追求しながら進むことを選択し、徹底したルールのもとに生活をしている。

日本:

停滞。有耶無耶な状況が浮き彫りに。民意に任せるという流れが、人それぞれの価値観で状況を判断するため、例として「自粛警察」等が誕生し、返って人間不信になる流れも起きてしまった。

ここで想像して欲しいのですが、この2国がそれそれ一つの会社で、私達が社員だったらどちらの会社が良いでしょうか。

こんな時こそ会社のリーダーシップ、 CEOの腕の見せ所なのだ!と気づかせてくれたのが、先に添付した画像ーアルマクトゥーム王の本「THE SHEIKH CEO -LESSONS IN LEADERSHIP」を書店で手に取った瞬間です。

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まずアルマクトゥーム王の元、なぜドバイがあのようなファンタジーに満ちた国になっているかの理由ですが、それは王のコミットメントが常に「幸福の追求」であるからなのです。

私たち日本人は世界的観点からとても恵まれている状況にありますよね。例えば日本のパスポートでは世界一多くの国々(191カ国)に渡航することが出来ます。

ちなみに下記参照してください。( )の数字がビザなしで渡航できる国の数。


104位 リビア (38)
104位 ネパール (38)
105位 パレスチナ (37)
106位 ソマリア (33)
106位 イエメン (33)
107位 パキスタン (32)
108位 シリア (29)
109位 イラク (28)
110位 アフガニスタン (26)

どうでしょう。UAEの周辺の国々の方達は行ける国が格段少ないことがお分かりになると思います。パスポート持っていてどれだけお金持ちでも「行きたくても行けない国々」がほとんどということなのです。

このような国々の幸せ度も決して高いとは言えないアンケート結果を見たアルマクトゥーム王は、「幸福は追求することで実現できる。近隣諸国の同志達に幸福を体験、実現してもらうために、ドバイには世界一にこだわった、唯一のものを造る!」をコミットしているからあのような、大人のディズニーランドのような国になっているのです。

こんな王様ですから、国民の幸福を一番に考えた行動が今のドバイの状況そのものなのです。そして2040年には世界で一番住みやすい国にするという宣言もされ、宣言翌日から道路にはあちこち「2040」という数字が映し出されました。このような状況下で、もう2040年のことを考え宣言しているのです。

一方、日本は2020年オリンピックを延期し、再来週についに開催、それも無観客開催という決定に辿り着くのにどんだけ時間がかかったのか。しかも東京は4回目の緊急事態宣言をしながらのオリンピック開催という、非常に矛盾した強気の姿勢にどれだけ私達が困惑しているか、を冷静に考えると日本のリーダーシップは、これが一企業だった場合、どんな会社と見られるでしょうか。

今現在の状況では「日本株式会社」の社員である私は、「ドバイ株式会社」への出向を自ら名乗り出る勢いです。。いや、転職かな。。

でも日本はどの国よりも素晴らしい愛に満ちた八百万の神からなる国であり、ここに生まれた私に何かできることがあるでしょうし、この時代に存在する意味を証明するために今は場所を変えることを敢えて選択しようと決意した次第です。

みなさんはどう感じますか。

宮本武蔵、五代友厚、岩崎弥太郎が当時100年後の日本が世界をリードしていくのだと身を持って日本を変えていったからこそ本当に戦後の日本は高度経済成長を迎えたわけですが、その70年後がこんな風になっているとは、なんだかやるせない気持ちになります。

だから私は自分の人生を生き抜くために、自分の人生の可能性を広げてくれる環境にしばし身を置きます。



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