PAINT IT BLACK

2008年11月11日に書いたものです。

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GO MORITA LIVE 2008

“PAINT IT BLACK”


会場はちいさくて、サーカスのステージのよう。

3000ちょっとしか入らないらしい。そんななか、まさかの4列目!!

席が近すぎる上に着席制やから、まるでテレビ見てるみたい(笑)


いやしかし……12、3年彼を応援してきてよかったと思った。

昔から”COOL”な彼。たまに”HOT”に燃え上がるところもあり、そこに今回”WARM”が合わさって、3つの温度のトライアングルが彼を構成してるんだって思った。



まずは構成。


スクリーンの映像から始まる。

モノクロの森田さんの額から流れる真っ赤な血と、地面に散らばる真っ赤なバラ。

この森田さんがパシッとYシャツ着てて素敵だった。

で、下記の言葉が順番に映し出される。


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幼い頃は全てを持っていたのに

何故今

この手に何も無いのだろう


道をさえぎる物が 痛みや嘘だとしても

力や怒りでは 夢を運ぶことが出来ない

揺るぎない心が欲しければ 目を閉じろ

何にも覆われない 真実の黒を信じろ

聴こえるか

怯えなくていい

ドアを叩く音じゃない

心臓の音だ

叫んでやれ 生きている事を

消えないように

黒く 黒く 黒く

---------


ずしーっときた。

森田さんがこの”BLACK”をテーマにしたのは、黒は何色にも染められない。でもどんな色ものせることはできる。そして黒白はっきりする、っていう自分のポリシーにもぴったりだから。

そう言ってた。

そうそう、そういうはっきりしたところが好きなんだー!と改めて思ったよ。

「森田剛のどこが好きなの?」って聞かれたら、そこだって伝えたいのに上手く説明できなくて、いつももどかしいから。アンコールでもうできないってなったときに「曖昧な関係はよくないよ」と言われてグサリと刺さりましたけどねwww



そこから、カミセンの楽曲を中心に、V6のアルバム曲、このために作ったソロ曲、といろいろと歌い踊っていく。『SPEEDER'S~』とか『Ash to Ash』とか『Rubery~』とか『OverDrive』とか、曲のセレクトがいちいちツボすぎる。


歌はキャラメルボイス炸裂。あまあまっ!!!

数年前まで単調やな~と思ってた歌声やけど、Charaさんから楽曲提供を受けてから、確実に歌い方が変わったと思う。あの声を上手く操縦できるようになったというか。

高音のシャウトもファルセットもしびれた。あんなできる子だと思わなかった(おい


でっ!!!!ダンスやね。やっぱりすごい好き。

特に指先と下半身は、感覚が研ぎ澄まされてる感じ。糸を引くように踊るの。それも納豆のネバネバな糸じゃなくて、蚕の美しくて細い糸。


今回一緒に出演してた女性ダンサーが、ガールズHIPHOPとか踊る華奢な感じじゃなくって、Raggaeのがっつり体系&ねっとりダンスだったのね(Sean PaulのWE BE BURNIN'で踊ってる人たちみたいな・・・ってマニアックすぎ?w)。

その人たちとエロく絡みながら踊ってる彼は、ジャニーズの一人ってよりダンサーの一人って言っていいんじゃないかと思うほど様になってた。

女性の身体嘗め回すように見てから腰振るのたまらん。女性の頭から上半身にかけて指でなぞったのたまらん。どれも下品じゃなくて、上品なエロさなのが彼の魅力だなって思う。


本気で、あの身体に絡まれたいと思いました、が何か?(思想の自由←え

なんだろうね、あの身体。ビートを足で刻んでるだけでかっこよく決まる。だからじーっと見てても飽きないのよ。



そして、彼が今回のソロコンサートで、「やりたかったこと」として実現してくれたこと。

それは、究極のファンサービス。

『ROCK THE HOUSE』では、サビ後半の「♪ちょっと一言どうぞ」の後に曲をとめて、ステージから通路を通って客席へ。でっ、お客さんにマイクを向けて、インタビューしちゃうんです。これが3回。


この日は

剛「どこから来ましたか?」客「大阪です」剛「大阪のどこですか」客「西淀川です」剛「近くにコンビニはありますか」客「wあります」剛「それはセブンイレブンですか」


剛「名前は?」客(子供だった)「●●」剛「今日は何しにきたのかな?」客「コンサートに来た」剛「コンサートに来たのw 楽しいですか?」客「楽しいです!」剛「ありがとう!」


あと一人はダンサーさんでした。2人のダンサーにダンスバトルさせておいて、剛「●●が勝ったと思う人ー?」拍手ぱらぱら→剛「○○が勝ったと思う人ー?」拍手多め→剛「オレが勝ったと思う人ー?」大喝采←ちょ、自分踊ってねぇしwwそぉいうオレ様なとこ大好き(´∀`*)



あと、天井から落ちてきた風船のなかの一つに”当たり”が。それを取ったファンの人は、『Anyway』っていうラブソング(新曲)を独り占めできてしまうのですよ。


当たりの人(通称ラッキーガール)は客席の横の通路で待機。森田さんが、歌いながらステージを降りてそこまで迎えに行く。しばらくラッキーガールの顔を見つめながら歌う(ラッキーガールたじたじ)。間奏で、なんと手を握ってステージ上まで連れて行くっ。そしてさらにっ、ステージに座った森田さんが、隣をポンポンッってやって座らせる。

最後まで、ラッキーガールの顔を覗きこみながら歌う森田さん。本人もちょっと照れてたけど、あれ見てる方もかなり照れる。ってかうらやま!!!!!自分はステージ上がりたくないけど。てか見つめられて歌われたら確実に戻ってこれない。一次元さようなら。ってなりそう。


またこの曲の歌詞がさー、すごいツボだった。「♪一緒にいるほど好きになるって変かな」とか「♪もしお前が泣いたとして 二番目じゃなく一番目に辛いのは・・・なぁ・・・」とか(ニュアンス) お前ってのがまたいいし!!!「なぁ・・・」とか言われると弱いし!!!



ほかにも、ステージだけじゃなく客席の端から端まで走り回ってくれて、ただでさえ狭い会場で近くから見れて満足なのに、それ以上に近く感じられた。

どの曲か忘れたけど、森田さんが客席につっこんでいって、お客さんのひざに座ったりしてたからね!!!あんなの、ほんとファンを信用してくれてないとできないと思う。


そこなんね、今回のソロコンで一番伝わってきたことって。

森田さん自ら、ファンの近くに、少しでも近くに行こうって、色々考えてくれたんだって。そういうファンを想う”温かさ”が彼にはあるんだって。彼がステージで言う「ありがとう」には魂が込められてて、ただの社交辞令じゃないと実感した。


辛い時期もあったよね。長年ファンやってる人は、知ってると思うけど。

あの時、森田さんが「初めてファンのありがたみがわかった」って言ってた。悔し涙を流すこともいっぱいあったけど、あれがあったから森田さんのファンへの想いがこれだけ強くなったんじゃないかなと思う。自惚れじゃないよね。


オーラス(日曜日のラスト公演)の話も、レポ巡りしたり友達から聞いたりしてすっごい感動した。

「最後だから」と、チケットを持ってない200人以上のファンが会場の外に音漏れを聞きに来てたそう。その情報をスタッフから聞いたのか、それとも知らずにか、音響さんにマイクの音量を上げてって指示を出したんだって。そしたら音漏れの音が明らかに大きくなって、外で聴いてた人たちにも届きやすくなったって。


ダブル?トリプル?アンコールのあと、引っ込んで行った森田さんは、会場の外に出て大きな看板にスプレーでメッセージを描いた。音漏れだけでも、と思ってた人たちも森田さんの姿を見ることができたわけですよ。再び会場に戻っていくときに、彼女たちの方を見て大きく手を振ったらしい。外の姉さんたち号泣ですよ、みんな。


そういうとこ、ほんと大好き。森田さんは私が入った回のアンコールで「もう、みんな大好きっ!」って言ってくれたけど、私もほんと大好き。不器用で気持ちを伝えるのが下手くそで、一般の人たちには「ただのヤンキー」だとか勘違いされやすい人だけど、本当はすごく想いやりの強い人で、責任感も強くて男らしい。そういうのを安っぽい言葉で言うんじゃなく、こうして行動で示してくれるところがほんと男らしい。



あんなにほっこりした気分になれるとは、正直思ってなかったな。

カッコいいステージングを魅せてくれるだろうな。可愛い歌声聴かせてくれるだろうな。

そうは期待してたけど、こんなにあったかい気持ちまで届けてくれるとは、思ってなかった。

正直剛ヲタは気強いから喧嘩とかあるんじゃ?と不安もあったけど、そんな心配一切いらなかった。ファンも(一部を除いて)思いやりの心で満ち溢れてた。



やっぱり森田剛は、いつでも私たちの期待の上を行く。

13年経っても「今の森田剛が好き」と言えるのは、それがあるから。

すげえ人ですよ、彼は。

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