見出し画像

大家になるぞ

子どもが中1、小3、小1の時に離婚し、転校させたくなかったので、今まで暮らしていた元旦那さん名義の家を賃貸契約することにしました。

離婚時にする財産分与。家に住み続けるのであれば現預金・有価証券等は全部元旦那さんへと弁護士に言われ大ショック!!

引っ越ししない代わりに、一文なし!!

当時36歳なので正社員の道も考えたのですが、次男が難病疑いだったので、すぐに帰宅できる距離の職場でパートとして働き、家では内職をしました。

しかしそれだけでは生活が厳しく、早朝の配達や夕方の事務等いくつも仕事をこなす日々がスタート。

親に離婚したことは伝えてないので、私が倒れたらこの子たちどうなる!もう必死でしたね。

支出を書き出し、貯金するためにはどれくらいの収入が必要か?その為に時給いくらの仕事を何時間すればいいのか?

今考えると労働型脳でしたね。時間を売って収入を得る!これでは体がもたない・・・

当然のことながら体を壊し、怪我をしてしまい、何も食べることもできない日もありました。

離婚から三年後、次男は難病と診断。
入退院を繰り返し、治療方法がないので対処療法だけで、いつか寝たきりに・・・。

将来、次男はどうなる?私が死んだら面倒は誰が?長男?長女?結婚していたら配偶者に理解してもらえる?嫌がられない?

色んなことが頭に浮かんだとき、次男が一言

「動けなくなる日が来るなら、自分のしたいことを今から全部する!」

病室のベッドの上で言ったその言葉にハッとして、


そうだ!アレコレ考えず、行動に移そう!

本格的に大家になろうと行動し始めたのは、この病室での会話がきっかけ。

家を確保しよう!

ママは負けないよ!何とかするから!
何とかしてみせるから!

病室からの帰り道、すぐに弟に連絡したのでした。

つづく…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?