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tamaさん(2019年/中途入社/元教員)

*プロフィール*
大学で数学の教員免許を取得し卒業後4年間教師を経験。その後自らの強みを活かして仕事ができる業界を求め、IT業界へ。
様々な資格を積極的に取得しながら現場で活躍中。

*転職の軸・入社理由・決め手について*

ーーー教員を志したのはどうしてだったのですか?
学生時代、数学が得意で授業を受けている際に先生に対して『もうちょっと良い教え方あるよな~』と感じることがあり、教員という仕事に興味を持ちました。
人に教えられたり教えたり、人間味のある仕事って良いよなと当時は思っていました。逆に言うとその程度しか考えていませんでした(笑)

ーーー退職をされたのはどうしてだったのですか?
4年間教員を経験しましたが最初の1~2年目から上手くいっていないなとずーと感じていました。とにかく忙しすぎるし、生徒指導力も他の教員の方と比べると劣っているなと感じることが多かったです。
原因は今でも模索中ですが『突き詰める力』が足りなかったことが理由の一つにある思っています。
教員という仕事では衝突がある時に子供たちが成長するチャンスがあってその衝突を上手く指導してあげるタイミングがあるのですが、『無理もなかったんじゃないか』『ここまで考えるのは無理だったんじゃないか』と許してしまう部分があって、そういう面を指導力が無い・熱い想いが無いというネガティブな方向に捉えてしまうことになってしまいました。

ーーーtamaさんの優しさが裏目に出てしまったのですね。。
良く言えばそうかもしれません(笑)自分自身が人間的に未熟な状態では教壇に立てないなと感じ、転職を決意しました。

ーーーどうしてIT業界に入ったのですか?
前職の反省点をすごく考えた結果です。
要は前職では仕事の内容をこなしていけなかったことで色々うまくいかなくなったので仕事が自分にとって向いている世界を探しました。
向いている世界ってなんだと考えた時のひとつの指標が"自分は数学が得意”という点で、論理的思考を活かしていけるのではと思ったのがIT業界、システム系でした。

ーーー職業に自分を合わせるのではなく、自分に職業を合わせることにしたのですね⁉IT業界の中でもインフラエンジニアを目指したのはどうしてですか?
高校の同級生にSEをやっている人がたくさんいたのでそれぞれに話を聞きに行きました。SEには種類があることを知って、インフラの世界の方が仕組みさえ覚えてしまえば確実に出来る気がしてインフラエンジニアを目指すことになりました。

インフラエンジニアは夜間作業がある可能性があると知っていましたが、夜間作業は運用のフェーズの3年間で自分のレベルが上がれば仕事内容が変わると調べて分かったので、夜間があるという心積もりで目指すことを決めました。

ーーーたくさん会社がある中でどのようにしてJCTを知ったのですか?
JCTに所属している知り合いがいたのでその方に紹介してもらったのがきっかけです。

ーーーリファラル(社員紹介制度)での入社だったのですね!他の会社と比較検討はされましたか?
他の友人が所属している会社との比較検討をしました。
JCTに決めた決め手はずばり残業手当と社内(資格)制度です。
当時すでに結婚をしていてお金を稼がなきゃいけないという想いがあり、『努力さえすればちゃんと収入が上がる世界を』と思っていました。

また、頑張る道筋が見えないと登る山を探すような状態になり、教員の時のように続かなくなるため、知識の習得体制が体系化されていて、登る山が決まっているような会社が良いと思っていた点でマッチ度が高いJCTを選びました。

ーーー社風や雰囲気は気にならなかったですか?
気にならなかったです。環境などは選んでいる余裕はないと思っていました。プロジェクト先によりけりというのは分かっていましたし。

入ってみて、管理職との距離が近かったことは良かったなと思いました。
所属している会社の大きな方向性を知れる方が安心して働けると思うので。
経営層の話を聞くという経験ができたのは、貴重でありがたいです。

ーーー入社前にCCNAなどの勉強はされていましたか?
はい、離職期間を活かし勉強していました。まずは基本情報技術者を受験して取得しました。これでとても自信がつき、その後CCNAとLPIC1の勉強をしていました。

ーーー入社前からたくさん勉強されていたのですね…!ITの勉強をしてみて、どう感じましたか?
正直勉強し始めた時が一番しんどかったです。
訳のわからない世界をずっと勉強していたので、、自分の理解が合っているかもわからないし情報系の学校も出ていないので本当にIT業界でやっていけるのかという不安もあって苦しかったです。当時と比べれば今はかなり気が楽です(笑)

ーーーいつIT業界で働くことへの不安が無くなったのですか?
現場に出てみて、やれてるかなと感じ始めた時ですかね。
お客様先で自分が設定した機器が正常に作動した時に『自分が設定した内容で間違っていなかったんだ…』と安堵します。
そういった案件を繰り返していくことによって全体を理解していってやっと仕事としてお金をもらって良いんだと思えました。

あとは資格取得することで一定のレベルになれてるなという自信が付きました。

*仕事内容・雰囲気・働き方について*

ーーーJCTに入社してからどんな業務に関わっていますか?
入社してから2年間ずっと同じ現場に携わっています。
業務内容を簡単に説明するとネットワークの設計構築作業です。

↓簡単なインターネットの仕組みのイメージ図

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僕が担当しているのは例として出てる左側の『A社のLAN』の部分の構築です。
設計はこのLAN部分の形を決めることで、構築はそれを実現するためのアドレス帯(IPアドレス)を決めたり、L3スイッチの設定をしたりします。

流れとしては営業さんがA社とのミーティングを実施して、どんな要望かお伺いします。そこでざっくりした内容を決定して見積を作成し、依頼をいただけた後からが私の仕事になります。

A社の要望に合う様な仕様にするためにどの様に設計して、それが本当に実現できるものなのかを調査・検証をします。
イメージ図の形だと難しいことはあまりないのですが、例えば通信させたくない端末があったり、最近だと在宅勤務されているお客様も多く、クラウド上のサービスごとに使用するネット回線を分けたいなどの要望があったりするので、このような場合には本当に実装ができるかの調査・検証が必要です。
上手くいかない場合には別のパターン・別の機器を検討したりします。

調査は基本的に検索をするだけです。検証は検証室と呼ばれるところでなるべく本番の環境に近づけた上で仮で環境を作って構築をしてみます。

ーーー理科の実験みたいですね!

名称未設定のデザイン (3)

ーーー最初から設計構築に携わっていたんですか?
最初は構築のみの業務でしたが、1年経過したあたりには設計から携われる様になりました。
最初からすべて出来るわけではなくて、レイヤが高くなるほど難しくなっていくので設計もL2スイッチの設定、L3スイッチの設定、FWの設定と段階的に出来る様になっていくイメージです。

ーーー在宅勤務はありますか?
在宅勤務あります!
日によりますが、仕事内容としては9時~12時くらいまでは資料作成をしてます。
構築を担当する人が正しく構築できるように設計図を作成したりしてます。午後はweb会議が多いです。
新しい製品の説明会に参加したり、1週間後に迫った納品・現地作業の説明をお客様向けにしたりという会議が多いです。

在宅ではない日は、キッティング作業や現地作業の時です。
キッティング作業は検証室での機器の設定やテストを行う作業のことで、現地作業はお客様のオフィスに行って、実際に機器を搭載して疎通確認をする作業のことです。

案件が多いときは5~6個同時に進んでいるので納期や優先度で内容が変わるという形です。

ーーー仕事は私服で行っているんですか?
最近変わりました!
新しい時代の流れに合わせて、形にとらわれないことにしましょうということで基本的に全員が私服で仕事をしています。
お客様先に行くときはジャケットを羽織ったりしています。

ーーー今後のビジョンはありますか?
まさに模索中です。(笑)
まだ勉強できるところはあると思うので引き続き技術力向上に努めたいです。
キャリアアップの道筋もすべて分かっているわけではないのでちゃんと理解した上で自分が今後何をしたいか考えたいです。
いまのところは理論との関わりの方が自分には合っているのではと思うので技術のスペシャリストの様な方向性が良いのかなぁと思っています。

業界や世界の状況がどうなっても良い様に会社に依存しないスキルを身に付けることがまず自分がやるべきことだと考えています。
自立したスキルを持つということは結果的に双方のメリットになると考えていますので、まだまだですが今後も努力していきます。

名称未設定のデザイン (7)


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