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水族館経営者の思考 - JCEL

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JCEL代表 三坂伸也のnote集。 水族館のデザイナーとして、一級建築士として、経営者として。 様々な視点で日常のトピックをつづります。
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#マーケティング

新しいマーケットの創出-水族館の既成概念をぶち壊す①

皆さん、こんにちは! JCEL株式会社 代表の三坂です。 前回の私の記事では、「水族館事業の軌跡」と題して、新江ノ島水族館でスタートした私の水族館人生の始まりについてご紹介しました 今回はその続きのnoteになります。 まだご覧になっていない方は、前回の記事も併せてご覧ください! 「普通の人」向けの水族館事業会社が作った事業計画は完璧でした(数字上は…)。 端的に言えば、旧水族館の閉館前年の年間入場者数「30万人」を新規開業後「180万人」と6倍に押し上げるというもの

水族館事業の軌跡

皆さん、こんにちは! JCEL株式会社 代表の三坂です。 前回の私の記事では、「H2Hマーケティング」と題して、マーケティングについて改めて、人間主体の目線で考えました。 まだご覧になっていない方は、前回の記事も併せてご覧ください! 水族館事業の軌跡今年でJCEL(株)は5年目を迎えることとなりました。 これもクライアント様を始め、関係者の皆様のご厚意の賜物と心より感謝申し上げます。 後述致しますが、JCEL(株)は設立当初より5年をひとつの区切りと考えてスタート致

H2Hマーケティング

皆さん、こんにちは! JCEL株式会社 代表の三坂です。 前回の私の記事では、「環境と思考スイッチ」と題して、自分のいる環境が頭の働き方に及ぼす影響について考えました。 まだご覧になっていない方は、前回の記事も併せてご覧ください! 人間主体のマーケティング今回は自分にとって門外漢のマーケティングについて語りたいと思います。 昨今、「マーケティングの神様」と称される世界的な経営学者フィリップ・コトラーが提唱する「H2H(ヒューマン・トゥ・ヒューマン)マーケティング」が話

少しだけ優しくなれる

先月のブログの中で、弊社の推進する「アクアプラス(A+)」が心の変化をもたらす施設を目指していることについて記しました。(まだ読んでない方はこちらから👇) 今回はここを少し掘り下げてみたいと思います。 タイムパフォーマンスの時代に今は「タイパ」の時代。タイパとはタイムパフォーマンスの略で、「かけた時間(タイム)に対する満足度」を指す造語です。コスパ(コストパフォーマンス)が費用対効果であるのに対して、タイパは時間対効果ということですね。 タイパ現象の代表格は、映画やドラ