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水族館経営者の思考 - JCEL

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JCEL代表 三坂伸也のnote集。 水族館のデザイナーとして、一級建築士として、経営者として。 様々な視点で日常のトピックをつづります。
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2023年2月の記事一覧

前代未聞の価格設定-水族館の既成概念をぶち壊す③

皆さん、こんにちは! JCEL株式会社 代表の三坂です。 前回の私の記事では、「新しい商品の開発」と題して、「水のある空間」づくりの始まりについてご紹介しました。 今回も続きのnoteになります。 まだご覧になっていない方は、前回の記事も併せてご覧ください! 水族館の既成概念水族館事業を推進するに当たって、取り急ぎ国内外の水族館を片っ端から見て廻ってみるとある事が気になりました。 「夏は混んでるけど冬はガラガラ」 「週末は混んでるけど平日はガラガラ」 「お昼前後は混ん

新しい商品の開発-水族館の既成概念をぶち壊す②

皆さん、こんにちは! JCEL株式会社 代表の三坂です。 前回の私の記事では、「新しいマーケットの創出」と題して、非日常を日常に、水族館の公園化計画についてご紹介しました。 今回も続きのnoteになります。 まだご覧になっていない方は、前回の記事も併せてご覧ください! 興味のない人に、価値を届ける「水族館の公園化」の方向性は決めたものの、具体的なテーマが必要です。 普通の人に水族館に来て欲しい。 「魚に興味がない人が水族館に足を運ぶ」というのはどういうことか? 水

新しいマーケットの創出-水族館の既成概念をぶち壊す①

皆さん、こんにちは! JCEL株式会社 代表の三坂です。 前回の私の記事では、「水族館事業の軌跡」と題して、新江ノ島水族館でスタートした私の水族館人生の始まりについてご紹介しました 今回はその続きのnoteになります。 まだご覧になっていない方は、前回の記事も併せてご覧ください! 「普通の人」向けの水族館事業会社が作った事業計画は完璧でした(数字上は…)。 端的に言えば、旧水族館の閉館前年の年間入場者数「30万人」を新規開業後「180万人」と6倍に押し上げるというもの