一人称単数
これは衝動買い(パケ買い)でした。
一人称単数
定価:1650円(画像をクリックすると商品ページへ)
短編小説集って結構好きなんです。理由は気軽にすぐ読めるから。特に村上春樹の作品は一昨年からよく読むようになりました。『ノルウェイの森』や『海辺のカフカ』など代表作。あ、あと『もしも僕らのことばがウイスキーであったなら』もよかったです。すぐにでもアイルランドに行ってみたくなる作品でした。
さて今回の短編集ですが、読んでいて何だか懐かしい。でも、心がちょっぴりくすぶられる、かつピリッとしびれるような作品が収録されています。表紙もかなりセンス高めなので、テーブルの上に置いておくだけでもお部屋がおしゃれになるかと思いますよ。笑
大人であれば誰もが経験したことがあるであろう「愛」や「死」に対する感情について考えさせられる作品となっておりますので、是非ご一読ください。
この中でもおすすめの作品は「石のまくらに」です。
人を好きになるというのはね、医療保険のきかない精神の病にかかったみたいなものなの。
この言葉が僕の青春の1ページを呼び起こさせました。現在のページから一気に1ページ目まで突風か何かで戻らされた感じともいえます。人を好きになるって色々失うことも多いし、得られるものも多い。
それを繰り返しているうちに人間って何だか”慣れ”みたいなものを獲得してきて、心が動かされることが少なくなっていく。そんな状態でも心が動かされる相手と出会うことができたなら、一緒になることを考えてもいいのかもしれませんね。(26才の分際で申し訳ございません)
それではまた。
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