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ジロリンタン備忘録210727

 7月26日はいろいろと雑用で忙しかったから、27日に公開しよう。
 じつは、26日の真夜中すぎに C・J・ボックスから例の写真が届いたのだ。
 ボックスの『発火点』(創元推理文庫)が2021年度ファルコン賞を受賞したので、「マルタの鷹協会」からファルコン木彫像を航空便で送って、ワイオミングに住むボックスの元に着いたのだ。
 いちおう、ファルコン賞受賞者にはファルコン木彫像を送るので、受け取った証にファルコン像を持った写真を送っていただけるかと事前に確認しておいた。
 この写真は「マルタの鷹協会」の季刊会報「The Maltese Falcon Flyer」秋号の表紙を飾ることになっているので、この写真をここで公開することはできない。見たい人は、知り合いのマル鷹会員の見せてもらうか、会員になってください。いちおう、ボックスの著者近影が一般公開されているので、これなら見せられる。

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 いちおう送られてきた写真をプリントアウトして、秋号の表紙にどんな大きさで載せるか検討してみた。それから、眠って、朝が来た。
 午前中に、ボックスに写真を受け取った旨を伝えて御礼メールを出し、ファルコン像とボックスのツーショット写真を会報編集局長に送った。そのあとは、秋号の表紙の雛型を作成して、レイアウトは編集局長に任せた。……

……と火曜日、27日の真夜中すぎの就寝前に書いたのだが、その7時間後に状況が大きく変わった。
 ツイッターで、ボックス氏の文芸代理人が受賞者ボックスがファルコン像を持っているツーショット写真を公開したのだ。それを教えてくれたのは、知り合いの担当翻訳者からのメールだった。ということで、ツイッターで適切な単語を検索したら、誰でも例のツーショット写真が見られるのだ。

 川原の草むらではキリギリスが鳴き、道の樹々ではクマゼミやらアブラゼミやらニイニイゼミが鳴いている。ときどき、セミの死骸が道端に落ちている。つかみあげても、抵抗しないし、もう力尽きて、死んでいくんだろう。そうそう、50年ほど前、ニューヨーク近郊でサマーキャンプのカウンセラーをしているときに、セミを手でつかまえると、子どもたちの目の色が変わったことを思い出した。アメリカの子どもはほとんどセミ捕りをしないのだ。セミは木の汁を吸う害虫と見なしている。だから、セミをつかもうともしない。子どもたちはむしろ異様な眼差しでおれの顔を見ていたような気がする。
 いや、こういう話ではなく、関西では珍しく、ミンミンゼミが鳴いていたのだ。最近では、関東でもクマゼミの鳴き声が聞こえるらしいね。おれは子どものときに、ミンミンゼミをつかまえたことがない。子どものときは、セミの鳴き声を聞くと、木の幹や枝にセミを見つけたものだが、今では目が悪くなって、めったに見つけられない。
 セミ捕りに使うたも網も、50年前は自分で作るか、もしくは父親に作ってもらったものだ。金魚すくいのポイの薄い紙が取れたような形を太めの針金で作り、もcいくはポイそのものを使ってもいいね。そして、直径10センチぐらいの輪の下に袋をつける。布の袋なら糸で縫ってもいいし、ポリエチレンのほぼ透明で頑丈な袋なら接着テープかホッチキスでつけてもいい。
 昔は細い竹竿を金物屋で売っていたのだが、今はあまり見かけないなあ。3メーターから4メーターの長さの竹竿の先に穴が空いているから、そこにポイの取っ手を差し込む。そのときは、ポイの部分が竹竿の先から抜けないように注意すること。テープでポイの部分と竹竿をしっかりとくっつけてもいい。
 いつもよく思うのだが、口の大きな虫捕り用網でセミは捕りにくいだろう。口が大きな網は飛んでいる蝶々やトンボを捕るのに適しているが、木にとまっているセミを捕るのには適していない。

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 最近はセミ捕りをしないので、せいぜいセミ(これはアブラゼミだね)の抜け殻を撮ることぐらいしかできない。このコンクリートの壁の下には土もないし、近くに木もないのに、どうしてここで殻から抜け出せたのかね?

 おっ、27日の真夜中前だ。27日ギリギリで投稿できたぞ。よしよし。では、また……

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