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ジロリンタン備忘録210831

 このあいだは、舌噛み事件のせいでチューインガムを噛むのを当分やめると書いたのだが、歯を掃除してくれた歯科衛生士がもっと唾液を出したほうがいいと言うので、ガムを噛み始めた。
 ガムを噛む長所は、歯科衛生士の言うように、唾液が出ること。そして、顔の下半分の筋肉を動かすので、皺ができにくくなる。
 ガムで歯のあいだにはさまった食べ物のカスを取り出せる。
 あごを動かすので、脳を刺激して、脳を活性化する。頭が良くなるかもね。
 腸の筋肉も刺激するので、腸の働きもよくなるかも。
 精神的に落ち着かせるかもしれない。
 ただ、人前でガムを噛むのは行儀が悪いと言う人もいるので、独りでいるときのほうがいいだろう。
 かつては、ゴムかそれに近いものが原料だったので、ガムを呑みこまないほうがいいとされていたが、最近は呑み込んでも害にならないらしいから、心配しなくてもいいのかな? それに、キシリトールが砂糖の代わりに使われているので、虫歯の原因にはならないらしいぜ。

 というわけで、見出しの画像は歴史ミステリーを書いているチャールズ・トッド(親子共作ペンネーム)の母親のほう、キャロライン・トッド(Caroline Todd) が8月27日に86歳で亡くなった話をするか。息子のほうはチャールズ・トッドという。
 日本では、扶桑社ミステリーから、ラトリッジ警部もの1作目『出口なき荒野』(1996年刊)と2作目『炎の翼』(1998年刊)と短編1編しか紹介されていないが、アメリカとイギリスではよく売れているし、人気も高い。
 息子のほうの名前が著者名になっているが、母親も一緒に共作していたということが数作目で公表された。ミステリー関係の集まりでは、母親と息子が一緒に出席していた。
 そういうことは知っていたが、<ガムシュー・サイト>で死亡記事を書くために、資料を収集していたら、なかなか興味深いことがわかった。共作者2人の名前自体がペンネームなのだ。キャロライン・トッドの本名はキャロリン・ティーチェイ・ワティエン (Carolyn Teachey Watjen)。耳で聞くと、ワティエンよりも、ワッチェンかワッジェンのほうが近い発音だろう。ティーチェイ(?)は彼女の旧姓で、ジョン・ワッチェン(2014年没)と結婚した。息子のチャールズ・トッドもペンネームで、本名はデイヴィッド・ホイートン・ワッチェン (David Wheaton Watjen)。
 もっと興味深いのは、キャロリンのほうが1979年にCarolyn Watjen 名義で小説Honor Ravensholmeを発表したとなっているのに、そんなタイトルの小説はなく、The Honor of Ravensholme なら見つかる。しかも、著者名はキャロラインスタッフォードなのだ。どっちは正しいのか、迷ったが、別に伝記や解説を書くわけでもないので、どっちでもいいや。

 28日には、アンソニー賞授章式のURLをお知らせしたが、間違っていることが当日にわかったので、急遽、訂正したよ。
 アンソニー賞受賞作は<ガムシュー・サイト>かほかのミステリー関係のサイトで調べてほしい。長編賞を受賞したS・A・コスビーは最近多くの賞を受賞しているね。Blacktop Wasteland はマッキャヴィティー賞をもらったばかりだ。日本語版はハーパーBooksから出るらしい。
 2年前には短編 "The Grass Beneath My Feet" でアンソニー賞をもらったので、その短編を読んだけど、それほど感銘を受けなかったが、これからは注目すべきだなあ。

 というところで、午前3時になったので、そろそろ寝る時間だなあ。おやすみ、グッナイト! よい夢を見ようっと!

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