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ジロリンタン備忘録220723

ギャンブラーが多すぎない?


 やあ、お久しぶり!
 きょうは何の日か知ってるかい?
 残念でした。画像にある『ギャンブラーが多すぎる』の発売日ではないよ。
この近刊については、後でイヤほど説明しよう。

 きょうはね、レイモンド・チャンドラーの134回目の誕生日なんだ。つまり、1888年7月23日生まれなのね。シカゴ生まれだったかな? だから、このnoteにやっと書く気力が出てきたわけだ。ありがとう、チャンドラーおじさん。
 このnoteにこの前投稿したのは、3月30日だから、もう4ヶ月足らずだ。そのときは、オスカー授賞式の話だったよね。
 じつは、4月10日に下書きを書き始めたらしい。新しいCSIのことを書き始めたことが初めてわかったけど、1段落書いたままで、そのまま忘れてしまったのだろう。
 つまり、この4ヶ月のあいだ、noteに投稿する時間や気持ちの余裕がなかったのが公式の言い訳だ。

 ということで、きょうはドナルド・E・ウェストレイクの近刊『ギャンブラーが多すぎる』(新潮文庫、税込880円)の前宣伝をしに来たわけだよ。発行日は8月1日と記してあるが、実際に新刊書店に並ぶのは7月28日だ。ネット書店では、もう予約販売をしているから、これを読んだら、すぐに予約してくださると幸いである。
 巻末解説「殺しと恋とギャンブルと」(これは担当編集者が本書の日本語タイトルに提案したのだが、会議で却下されたので、おれが使わせてもらった)によると……

 本書『ギャンブラーが多すぎる』 Somebody Owes Me Money のオリジナル・ハードカヴァーはランダム・ハウス者から一九六九年に刊行された。そして、七一年に当時NA L(ニュー・アメリカン・ライブラリー社)の一部であったシグネット・ブックスからペイパーバック版で再刊された。
 ハードカヴァー版やペイパーバック版の著作権ページにこういう但し書きがついてる。A condensed version of this novel was serialized in Playboy(この小説の短縮版は《プレイボーイ》に連載された。調べてみると、当時非常によく売れていた男性雑誌の《プレイボーイ》六九年七月号と八月号に短縮版が二回にわたって分載されていたのだ……

と続くのだが、あとは本書を購入して巻末解説をすわり読みしていただくか、書店で巻末解説を立ち読みしていただければいいだろう。
 この巻末解説は原稿用紙400字詰めで10枚程度で書いてほしいと研究者人格の仁良は頼まれたのだが、ぺらぺらと書いているうちに30枚になってしまった。それをなんとか20枚から17枚に削ったのだが、泣き泣きなんとか15枚に縮めて了承された。いずれ、長いヴァージョンの巻末解説を<ガムシュー・サイト>にアップロードする。発売日の翌日くらいに、本書を買ってくださった親切な方だけに解読できるウェブ・アドレスを<ガムシュー・サイト>の日本語版サイトで発表するつもりだ。
 それに、ウェストレイクの著作チェックリストを年代順に作成した。これは厄介だった。何度もなんどもナンドモ確認するのが大変だった。これは無断でコピーされやすいから、サイトにアップロードしない。

 ということで、7月28日には書店に並ぶから、買ってくだされば幸いである。
 また、時間と気持ちに余裕ができたら、またnoteに美貌麓じゃなくて、備忘録を書く可能性も否定できないね。また会えたらいいね。

文章を売るのが商売なので、金銭的な支援をしてくださると嬉しいですが、noteの支援方法が面倒なので、ネット書店でガムシュー・プレス刊か扶桑社ブックス刊の木村二郎著書を購入していただくほうが簡単で、大いに助かります。もしくは、「スキ」をたくさんください。よろしくね。