見出し画像

ジロリンタン備忘録210809

 酸素フォワード?
 <グレイズ・アナトミー>とか<E R>などの医療番組を観ていると、看護師さんたちがよく「酸素フォワードはどうてらこうてら……」と言ってるよね。今までは、医療用語だと思って、意味がわからないまま聞き逃していたよ。
 ところが、きのう観ていた番組でウイルス専門家の木村もりよさん(親戚ではない)が「酸素ほうわど」とちゃんと発音したので、もしかしたら「酸素飽和度」のことじゃないのかねと初めて気づいた。「飽和度」という言葉は、日常生活であまり使わないが、「フォワード」ならバスケットボールやサッカーの試合でよく使うから、てっきり「酸素フォワード」だと思い込んでいたんだね。
 酸素飽和度は、血液中に含まれる酸素の割合のことだとは知っていた。人差し指を洗濯バサミみたいなやつで挟んで、酸素の割合を測るときに示す数字だ。なあんだ。数年前に身近な人が入院中に、しょっちゅう見ていたので、わかったよ。
 まあ、それだけの話。

 見出し画像は、Mystery Writers of America の2021年度年鑑 (Annual) だ。エドガー賞授賞式のプログラム小冊子でもある。授賞式の出席者に配られ、出席しなかった会員たちに郵送される。おれがMWAに入会したのは、1970年代半ばだから、45年ほど前のことだ。初めは準会員だったが、今はアメリカに在住指定なので通信会員ということになっている。
 年鑑には毎回、追悼ページがあって、この1年に亡くなった会員やミステリー業界人の名前を挙がっている。そこには、「In Memorial -- 2011 / with speial thanks to Jiro Kimura, The Gumshoe Website」とクレジットがはいっている。いつも入っているはずだったが、3、4年前に編集者が変わったときに2回入らなかったので、事務局長のマージェリー・フラックスに苦情を申し立てた。それ以後、またクレジットがはいるようになったのだ。
 作家の死亡記事を<ガムシュー・サイト>に書いているが、ほかの新聞の死亡記事をそのままコピーしているわけではない。亡くなった作家に関する記事をネットや参考書で捜して、ミステリー読者向けにまとめているので、人物の生涯を理解するのに短くても1日はかかる。
 この年鑑の表紙にあるダイアモンドは、MWAができてから75周年に当たるという意味を込めている。今年のMWA会長はアラフェア・バークだ(ジェイムズ・リー・バークの娘)。

 さて、今年の<バウチャーコン>がキャンセルになったことは、このあいだお知らせですしたばかりだが、8日のお知らせによると、オンライン/ヴァーチャル・セッションが2つあるという。
 1)8月27日金曜日の夜(東海岸時間午後7時=日本時間28日土曜日)は、アラフェア・バークが父親のジェイムズ・リー・バークと対談。
 2)8月28日土曜日の夜(東海岸時間午後7時=日本時間29日日曜日)は、アンソニー賞授賞式。有名な作家がたくさん登場する予定。
 今のところ詳しいことはわかっていないが、<バウチャーコン>の出席登録者でなくても見ることができるらしい。出席登録者でない人がどうやって見られるのか、まだはっきりわかっていないので、またお知らせするよ。
 ということで、きょうはこのへんで……

文章を売るのが商売なので、金銭的な支援をしてくださると嬉しいですが、noteの支援方法が面倒なので、ネット書店でガムシュー・プレス刊か扶桑社ブックス刊の木村二郎著書を購入していただくほうが簡単で、大いに助かります。もしくは、「スキ」をたくさんください。よろしくね。