内頚動脈解離#1:前兆となる視野狭窄


前書き

2024年5月21日、脳神経外科にて「左内頚動脈解離」と診断され、禁酒、禁煙、禁ゴルフの生活に入りました。自分も予期せぬ通告にかなり狼狽えました。

ググっても、内頚動脈解離に関する情報はさほど多くはなく、これからどうなることやら。同じような道を辿る人もいるかもしれず、自分の経験が何かの足しになればと書き残しておきます。

ただし、医師から口頭で伝えられたことも多く、記憶が定かでないものもありますので、その点は十分にご留意ください。なるべく出典は明示するようにします。

左目の上半分の視野が欠ける?!

2024年春のある日、自宅で動画を視聴しているときに視野に違和感を覚えました。これは人の感じ方もあり、正確に表現するのが難しいのですが、自分としては目の前全体がチカチカするように感じました。片目を瞑ったり、片目に手をかざすと、左目で上半分が見えない、というか、グレーアウトされているように見えました。

「えー、なんだこれは?!」と家族を前に興奮気味に騒いでいたところ、しばらくしたら晴れるように視野が戻りました。

視力は近視と乱視に加えて、年相応に老眼はあり、遠近(乱も)両用メガネを常に着用しています。過去一回だけ人間ドックで緑内障の疑いが出て再検査をしたものの、目には大きな問題はないものと思っていたところ、いきなりの視野狭窄でかなりびっくり。残念ながら、それがいつだったのか、正確な記憶がありません。

それからしばらくして、東関東自動車道を成田方面に向かって運転しているときに症状が再発。「キタ、キタ、キター」と心で叫びつつ「これ、戻ってくれるよね…」と不安を感じながら、安全運転を心掛けていたところ、前回と同様、しばらくして視野は回復。心に引っ掛かりは感じながらも、そのままゴルフを楽しみました。

後で知ったことですが、この視野狭窄は「一過性黒内障」と言われるもので、「一過性脳虚血発作(TIA)」のひとつであり、脳梗塞の前兆となるもののようです。呑気に運転している場合ではありませんでした。

脳検診を予約

前年度に人間ドックを受けるタイミングも逃していたのを思い出し、健保の保健センターの人間ドックを5月16日に、脳検診を5月17日に予約したのが4月8日。

2回の一過性黒内障の発症と4月8日に行った予約がどのような順番だったのかが思い出せません。一過性黒内障の1回目と2回目の間は1週間以上空いていたと記憶しています。2回目の一過性黒内障は、東関道でゴルフから推測すると2月25日、もしくは、4月13日なのですが、これがどちらだったか思い出せません。

これが後でモヤモヤした気分の元となります。

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