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子供に社会全体が甘えている、という惨状

 赤い羽根共同募金の時期になり、先週末にも子供達が街頭募金に駆り出され、大きな声で募金を募っているところに出くわした。思わずお金を入れかけたのだが、ふと、「この活動に賛同することは、この子たちのためになっているだろうか?」と考えてしまい、入れずに通り過ぎてしまった。
 
 この赤い羽根共同募金、私の子供のころからの感覚として、「主催している団体のこともわからず、どういう使い道をさせているかもわからず、ただ、定期的に羽根と封筒を渡されて、少額のお金を徴収される」という印象で、以前から、寄付に対する誤解と抵抗感の原因となっているのではないか?、と漠然と感じていた。

 なので、初めてホームページを見たのだが、なんとも手広い。手広すぎて、一体何を目指しているのか逆によくわからない団体だ。どちらかというと「仲介業者」なんだな・・・
 私は、寄付とは活動に共鳴しているNPOや団体・個人に対して行うものと思っているので、このやり方自体に全く賛同できない。しかも、共同募金って、地域ごとに目標額を決めて、それを厚労大臣に届け出て、告示を受けて募金活動を開始するという。現在の社会に分断の種と毒物を振りまいている厚労大臣がスタートボタンを押している点に、どうしても強い反感を感じてしまう。
 地域ごとの「目標額」があるからだと思うが、地域の行政や自治会活動が深く関わっており、事実上の公的行事として強制動員されているケースも多いようだ。さすがに最近はその強制力も緩くなっていると思いたいが、過去には「強制」について裁判沙汰になったケースもあるらしい。

 これ、「寄付」の概念に反しているとしか思えないのだが???そんなものにために、子供たちの貴重な時間が、寒い街頭に立ち、決まり文句を大声で叫ぶ、ということに費やされている、いや、費やさせられているわけか~。しかも街頭募金は全募金金額の数%に満たないという。だったら頭の腐った暇な大人が勝手にやってればいいのに・・・子供たちのご厚意に甘えすぎなんじゃないの?と思った。しかし、よくよく考えると、この社会は全てにおいて子供に甘えているのではないか?という気がしてきた。

 この社会は、いつのころからか知らないが、子供たちをペットか何かと勘違いし続けている。都合のいいときだけかわいがって利用し、そのくせ育成に対する責任を社会的課題として考える気はなく、ほぼ全ての責任を子供自身とその親に被せようとしてくる。自己責任でしょ?好きで子供産んで育ててるんでしょ?と言わんばかりだ。もちろん、個人レベル、現場レベルでは、その勘違いは払しょくされているはずなのだが、なぜか社会全体になると、「金はくれてやるから後は自分たちで何とかしろ」と「給付金・支援金」という名の現ナマで頬を叩いてくる。もしくは、表面上は整備されているが、実体は、人員も予算も足りず、現場の善意と使命感と自己犠牲によってなんとか成り立っている、という状態を放置している。

 かつて「日本死ね」という言葉が流行ったあと、少し改善される気配もあったが、コロナ対策禍で全て元の木阿弥になってしまったように感じる。「コロナだから、コロナが終われば」というお念仏を唱えれば許されるようになってしまった。それどころか、子供たちが文句を言わないのをいいことに、各都道府県知事たちは「コロナ対策」という名のパフォーマンスに学校、幼稚園そして保育所を利用しまくっている。ありもしない脅威を作り出し深刻ぶることで、本当の問題から目を逸らし続けている。

 子供の将来のことなど関心がなく、まるで自分が永遠に生きているとでも思っているかのような場当たり的対応に終始する人々。今を取り繕うことしか頭にない人々。弱毒ウイルスを恐れ続け、無駄な対策、無駄な検査、無駄なバラマキを続け、有害無益な注射の接種に勤しんでいるが、その後始末を押し付けられるのは誰なんですかね?
 現在も今後も、「子供たちが何とかしてくれるだろう」と甘えているようにしか見えない。このままでは、日本人は自壊してしまうのではないか。あ、これが「自然淘汰」というやつなのかな?
 

この記事を書いている途中で、👇のような記事をみて、また暗澹たる気分になってしまった。

 子供に甘えているのみならず、その両親、特に「母親」にも社会全体が甘えている。将来を担う子供は「母親が何とかして育ててくれるだろう」と甘えている。いまだに新生児遺棄や虐待を親個人の人格の問題として片付けようとする輩がいるのが、その証拠だ。

 全く、そのアップデートする気のない腐った頭で、よく平気で生きていられるな?その生き恥をさらし続ける緩み切ったクソ面に飛沫たっぷりの毒霧を吹きかけたくなるわ!
 本当に、一度完全に淘汰されてしまった方がいいような気がしてきた。

(ムタとTAJIRIのダブル毒霧)



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