JASSBAフットサルスクール②


こんにちは。
今回はJASSBAフットサルスクールについて書いていきます。

JASSBAは各地拠点にて、アスリート塾を開校している中、狭山地区はフットサルスクールを開校しております。
JASSBAの中では、競技の要素が前面に出ているスクールはこの狭山のみで、毎週トレーニングに励んでいます。

JASSBAフットサルスクール発足から一年半子供たちの技術だけでない変化が多く見られています。
その中から自分の中で学びに繋がった所をまとめていきます。

○JASSBAが行うフットサルスクールとは。

サッカー、フットサルのスクールにどのようなイメージが浮かびますでしょうか。
・チームに所属していて、ボールの扱う個人技術を伸ばしたい!
・チーム練習では足りない補強のトレーニングをしたい!
『チーム』ではなく『スクール』としての活動をしていくにあたって、僕はこのようなイメージを持っていました。

ただ、現在のJASSBAフットサルスクールは、
サッカーチームには所属しておらず、運動習慣の一つとして参加してくれている子も半数くらいいます。
この部分がJASSBAフットサルスクールの良さであるな、と僕は指導の時子供たちの様子を見て気付きました。
どんなところが良いのかというと、

まず一つ、サッカーチームに所属している子と、していない子が同じ練習、試合を行う点についてです。
もちろん個人のスキルの差、経験の差があるのはもちろんなのですが、それでも同じメニューをこなしていきます。
フットサルは個人競技では無いので、1人が良いプレーをし続けてもゲームとして成立するのは難しいでしょう。
よくあるのが、ゲームに参加してもボールに関われなかったり、ゲームを楽しめないというパターン。
なぜそうなってしまうのか考えた時に、
ミスに対する不安や、他の子に任せた方が上手く出来そう、なんて現象が起きてしまうことが多いかなと思います。
そこで、僕らが意識しているのが、レッスンごとの意識付けです。
技術的に長けている子は周りをどうやって上手く使うか、自分がボールを持たずとも出来ることは何か、自分の役割に対して判断をしていくトレーニングに繋がっていきます。
未経験の子達も、技術として良いプレーに繋がっていけるよう取り組みながら、周りを意識して自発的にゲームに参加してくれています。
たとえ上手くいかなくても、何度もチャレンジできる環境で少しずつ上達していければという流れが出来つつあります。

そして、ここにつながって来るのが、『声』という技術だと僕は考えています。
子供たちから出る『声』は、一つの個人スキルだと僕は考えています。
ゲーム中の子供たちを見ると、ボールを要求する声、人を動かす指示の声、次上手く行くいくようにするための会話、こんな光景が多く見られます。
ただ、初めから喋れた訳ではありませんでした。

喋れるようになったきっかけは、いつかの3:3のミニゲーム中。
1人のボール保持者に対して、相手チームの全員が集まってゴールを決められたシーンからでした。
どうやったら今のを防げたかを聞いてみると、守り方のイメージはなんとなく浮かんでいたけれど、、
というような状況。ならそれを人に伝えないと!
そんな話から、トレーニングの中でも「喋る事」をテーマにしています。
子供たちには味方とよく喋って!
と良く話をしていますが、ただ喋るだけという意味ではありません。

例えばボールを呼ぶ、ヘイ!という声ひとつをとっても、なんで今要求したの?と質問をしてみれば、
ボールを持ってる人の近くが数的不利だったから広い方にボールを移動させたかった。
なんで回答や、
もっと内側に寄ってきて!と守備をしている選手が味方に伝えてる場面では、
今真ん中をやられたらゴールに繋がってしまうから。
と選手個人が喋る事をテーマにしながら、『イメージ』を膨らませています。

プレー中に、
こうなったらいいな!これはまずいな。
と自分の中で考えが浮かんでそれを味方に伝えて初めて
『喋る事』が出来たと言えるでしょう。
トレーニング・ゲーム→イメージ→喋る→トレーニング・ゲーム…etc
このような循環が自然にできる事で、全員がスキルアップしています。
上手くいったパターンが増えていくほど自信にも繋がっていきますし、
例え、ボールを扱う技術が苦手であっても、
練習で経験した形を、ゲーム中に気づいた事を喋ることで、
イメージの形成やチャレンジの繰り返しへと繋がっていきます。
その中で子供一人一人の長所が見えてきて、
ある子はスピード、アビリティが武器だと自信を持てるようになったり、
ボールコントロールの部分をフィジカルコンタクトでカバーしていたり、
自分からゲームの中の役割を持てるようになってくれています。




○おわりに

これらの事が今JASSBAフットサルスクールのレッスンでテーマとされている事です。
JASSBAの運動を通じて自発性、社会性を育むという考えを備えながら、フットサルという競技を毎週楽しく活動しています。
最近では、未就学児を対象としたキッズクラスを設立致しました。
こちらでは、競技性よりもまずボールに親しむ事を目的とした、ボール運動やバルシューレプログラムを中心に身体を動かす時間となっています。
競技を始める前の段階として、ボールを扱う経験を積んでから競技へステップアップしていく方が技術の取得に繋がると考えております。
キッズクラス・低学年クラス・高学年クラス・高学年強化クラスの4クラス、随時体験を受け付けております。
ぜひ体験のご参加お待ちしております。

JASSBA 竹内

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