レクのドンクをやっつけろ!

みんなー!レクと同卓したいかーー!
「「おー!」」

レクから金をぶんどりたいかーー!
「「おー!」」

レクのリークの一つであるドンクベットに対して状況毎に相手レンジを根拠持って推定し、次ストリートのアクション傾向まで考えたうえで搾取してるかーー!
「」

おかしいです、返事が聞こえてきません。。
という人におすすめなnoteです!
よければ無料範囲だけでも読んでください!

本noteの目的

GTOから外れておりWizardやSolverで分析困難なレクのドンクスポットを、MDA (Mass Data Analytics)により紐解きWinrate向上に寄与すること

対象読者

ドンクベットの定義など基本的要素は理解しているが、具体的にレクがどんなレンジや頻度でドンクしているか分からないプレイヤー

レクと同卓する全てのプレイヤーが恩恵を受けられるため初心者から上級者まで幅広い層が対象

HU専門、超ハイレートのプレイヤーは非対象
(個人へのアジャストのほうが効果的、そもそもMDAがあまりマッチしないと思われる)

レクから搾取することの重要性

そもそもWinrate向上を目的とした時に、なぜレクをしばくことが重要なのでしょうか?

具体的にレクのスタッツを確認しながら話を進めていけたらと思います。

下図はレクの約2,100万ハンドをインポートしたプリフロのスタッツとWinrate (bb/100hand)です。

レク=VPIP-PFR>15かつハンド数が200~50,000のプレイヤー

ご覧の通りレクは100ハンドあたり41bbほどマイナスであることが分かります。

しかしこの41bbは他のプレイヤーに等しく還元されているわけではありません。

レクに対して良いポジションにいるプレイヤーや、そのレクに対して搾取が上手いプレイヤーに多く還元されています。

一般的な弱レグが-3bb~+2bb/100hand、強レグが+2bb~/100handくらいだと想定すると、
レクを分析して潰すほうが楽にたくさん搾取できると考えられます。
(レクよりも弱レグや強レグの数が多いとしても、搾取可能量を考慮するとレクを無視することはできないはず)

レクの定義
・VPIP-PFR>15は海外有料コンテンツを参照した
・ハンド数200~50,000は、ハンド数が少なすぎるとプレイヤーが本当にレクか判断不可、多すぎると一人のレクの性質に全体が引っ張られるため制限を設けた

なぜドンクベットに焦点を当てたか?

当然レクは色々なスポットでEVロスしているのですが、
具体的にレクがどの状況で特にマイナスをたたきだしているか分析しました。

その結果SRPと3betポットのOOP callerで、特にGTOと比べてWinrateが乖離していました

つまり上記のスポットでレクは大きなミスをおかしている可能性が高いと考えました。

要因はいくつか考えられますがレクの詳細データを確認する限り、
OOP callerでGTOから大きく乖離しているアクションの一つがドンクベットであることは間違いないため、
今回はレクのドンクベットをやっつけることに焦点を当てました。

(レクはSRP,3betポットともに15%頻度でドンクしているが、GTOでのドンク頻度はSRPで8.5%、3betポットで3.2%頻度に留まる)

補足: レクからの搾取重要度分析

属性:Original or Caller × OOP or IPの4通り
プレイ割合:レクが該当スポットをプレイする割合
WR差分:レクとGTOのWinrate (bb/100hand)の差分
搾取重要度:各スポットのプレイ割合(遭遇量)×WR差分(GTO比でのミスの多さ)
※4bet pot以上はハンド数少ないため割愛
※L,Cはリンプコール、L,Rはリンプレイズ

ドンクベットに関する理解度確認

試しにレクのドンクについておさえたい要素を並べてみました。
個人的にはこれらの問いに根拠をもって答えられたら問題ない気がします。

逆に知らない内容や根拠をもって答えられない内容がある場合、読んで損はしないと思います。

・レクのPreflop Callレンジ
 Call頻度は?
 レンジの特徴は?
 EP~BU Openによるレク(BB)のCallレンジの違いは?

・Flopドンクレンジ
 ドンク頻度は?
 レンジ構成は? 強い?弱い?

・Flopドンク後のTurn, Riverのバレルレンジ
 CB頻度は?
 レンジ構成は?CBサイズによりどう変わる?

・ドンク後のTurn, RiverのCheckレンジ
 Checkレンジは?強い?弱い?
 Fold頻度は?IPのBetサイズによりどう変わる?

・Flop, Turn共にcheck call後のRiverでのドンクレンジ
 ドンク頻度は?
 レンジ構成は?

有料箇所に載っていること/いないこと

本noteは有料のため、購入後に後悔がないよう有料箇所に載っていること/載っていないことを記載します。

下記をご確認の上、購入判断をお願いいたします。

載っていること

  • 後述する各スポットでのレクのアクション頻度やレンジ構成

  • 上記の結果から得られる私たちの取るべきアクションの方向性

載っていないこと

  • ドンクの定義などの基礎

  • 各状況におけるGTO解(方向性は示すが具体的なソルバー解は導出していない)

※GTO戦略は何か→相手はGTOからどう外れているか(リークは何か)→その相手にどう搾取するか、という流れの2番目を知ることが目的。

具体的なスポット

それでは各状況におけるレクのアクション詳細を見ていきましょう。
下記5スポットについて順に確認していきます。

  1. Preflop Callレンジ

  2. Flopのドンク

  3. Flopドンク後のTurnアクション(ダブルバレル&チェック)

  4. Flopドンク, Turnダブルバレル後のRiverアクション(トリプルバレル&チェック)

  5. Flop, Turn共にcheck call後のRiverでのドンク

※全てSRP,3betの両方について言及します

これらのスポットを抑えておけば、
他のやや変則的なスポットも応用して思考することができるはずです。

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