観葉植物から感じた人の生き方

自分のお部屋を居心地の良い空間にする為に、観葉植物を購入しようと思い立ち、新横浜にある「ザ・ガーデン」へ。せっかく飾るのなら綺麗なものが良いという一心で、最初は葉に傷が無い綺麗なものを探していた。

色々と店内を見ている中で、〝葉に全く傷が無く綺麗な樹“と〝少し傷があるけれど、なぜか不思議と惹かれる樹”に出会った。店員さんに話を聞いてみると、前者は室内で温度管理をされて大事に育てられたもの、後者は沖縄の野外で雨風に打たれながら育ったもの、そしてその後の長距離輸送の途中でついてしまった傷なのだと知った。

この傷は、厳しい環境で揉まれて育って、沖縄から横浜まで冒険した為にできたのなのだと背景を知った途端、今まで避けたいと思っていたはずの傷がとても愛おしく思えてきて、後者の樹をお家に呼ぶことを決めた。

家に帰ってから、なぜ傷のある樹の方に惹かれたのかを考えてみた。

多分私は、大事に育てられて自分が傷付かないように挑戦や冒険をしないで傷が1つもない人(植物)よりも、色々なことを経験して時に辛いことや試練に遭遇して傷も作って痛みも感じながら、それでもなお、前を見て挑戦したり成長しようと努力し続ける人(植物)の方が、好きなのだ。私もそうでありたい。

■購入した観葉植物→フィカス・アルテシーマ



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