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■ 一軒目ポケカ 千穐楽を終えて ■

2019年12月14日(土)、約2年間ほぼ毎月開催し続けていた
ポケモンカード公認自主イベント『一軒目ポケカ』が一つの区切りを
迎えました。
これに際しまして、私じゃら個人によるイベント総括という形式で
記事を残しておこうと思います。

①一軒目ポケカの記録

②一軒目ポケカのここがすごい

③一軒目ポケカに見る”TCGのアナログな魅力”

④皆様へのメッセージ

⑤最後に


①一軒目ポケカの記録

・2017年12月~現在に至るまで2年間、ほぼ毎月平均2回開催。
 累計開催数43回(千穐楽含む)。

累計動員数2200人以上、1開催あたり最大70名越えの参加者数

恐らくイベントオーガナイザー制度が出来て以来、
平日夜に開催するポケカ公認自主イベントの中では最長の継続期間と
動員数と思われます。我ながら本当によく走り抜けたと思います。
一時期本当に仕事の忙しさがヤバくて皆様にご迷惑おかけした事もありましたが・・・。


②一軒目ポケカのここがすごい

・運営一人一人のスペックが高い
 トリバーさん:頭脳明晰エンターテイナー、一級デッキ診断士
 マヨさん:バイタリティおばけ、シティリーグ優勝経験者
 黒川啓太郎さん:圧倒的デザインセンスと発信力
 じゃら:カード♰キラキラ♰おじさん

 真面目な話、日常の仕事よりもPDCAサイクルがスムーズに回っていた
気さえします。最初のうちはアンケート集計結果をとったり各々が感じた事を共有・議論し課題抽出をしながら微調整を繰り返していました。
 その中でメンバー同士意見が食い違う時もありましたが、最終的には何が根本的な問題だったのかという建設的な話まできちんとこぎつけられるチームは、なかなか無いと思います。
 参加者が増えまくった結果各々フルパワーすぎて疲れちゃった時期は、
どうやったら運営サイドの労力が減るか真剣に話した事もあります。
 今となっては、一つのイベント開催のノウハウを語れるぐらいボリュームのある経験が得られました。

・参加者の満足度が高い
 80件弱、アンケートを収集しましたが肯定的な意見がほとんどでした。否定的な意見としては通路・卓数など環境に因るものが多く、運営の在り方やコンセプト自体は概ね満足頂けていたと捉えて良いと思っています。
 twitterで #一軒目ポケカ  でサーチしてみると楽しかったという声が多く見受けられます。間口が広い分、運悪くマナーの悪い方と当たってしまったというケースもあったようですが、記憶では2~3回といった所でしょうか。

・カジュアルイベントニーズを発掘
 一軒目ポケカは平日夜、仕事や学校帰りにふらっと寄れるイベントです。
途中参加も可能で少しぐらい残業になっても気軽に遊べる事と、勝敗による優劣をつけない開催形式が生む和気あいあいとした雰囲気が売りです。
 イベント開催当初から1年ぐらいは平日夜開催のイベントやジムバトルも少なかった為、土日にイベントやジムバトルに参加出来ない、初心者でジムバトルは怖いという方にもリーチし易かった事が奏功し人気を博しました。
 現在はプレイヤー人口が増加し公認非公認問わずポケカをプレイする場が増えました。これにより今だから言えますが一軒目ポケカに一区切りつけた理由の1つに、平日夜に遊ぶ場の提供という一定の役割を果たしたからというものがあります。

・ポスターが可愛い。
 月替わりオリジナルポスターなんと25枚。

 天才黒川啓太郎氏による渾身のデザイン。伝わりやすく、カードショップでは装飾で出しにくい季節感あふれるものを毎月作成。しかも各種権利等コンプラ案件オールクリアの鉄壁っぷり。

③一軒目ポケカに見る”アナログTCGの魅力”

・新しいコミュニティの発生と連鎖
 2年間イベントを続けて参加者の方とtwitterで繋がり、タイムラインを見ていると、一軒目ポケカで知り合った人同士が個別で集まってポケカをしたり、大会に向けて練習したり、飲みに行ったり、遊びに行ったり、イベントを開催したりとフィーリングの合う者同士が各々楽しんでいる様子が多々見受けられました。
 一軒目ポケカのように勝ちに執着し過ぎる事なく純粋に遊び、2時間というイベント時間を4人or6人で構成された一つのグループで過ごす。
私はこのシチュエーションが会話のタイミングを増やす事で自己開示しやすくなり、結果としてフィーリングの合う者同士が見つかる環境を作っているのではという仮説を持っています。当然ながらポケカプレイヤーという共通項が既にあるという前提もコミュニティの発生を後押ししていると思います。
 何となくポケカの楽しみ方が定まっていなくても、自分に合った楽しみ方を見つけやすいのは顔を合わせて遊ぶアナログTCGの魅力と言えます。

・異能力者との出会い
 小題の怪しさとは裏腹に、ポケカをやっていて個人的に一番面白いと思う事がコレです。自分の仕事で出会う方は少なからず前情報のある方や業界的に繋がりのある方ばかりなのですが、ポケカで出会う方々は全く無縁の業種、年齢の方とかかわる事がほとんどです。
 実際一軒目ポケカの運営メンバーは全員ポケカ繋がりで出会った方ですし、ユニークなスキルを持った人同士の化学反応は本当に楽しく、新しい物を生むと思います。

④皆様へのメッセージ

・一軒目ポケカで出来た繋がりを大切に
 ③でも述べましたが、一軒目ポケカを運営し続けて我々の活動の原動力となったのは”一軒目ポケカに参加して下さった方がそれぞれ楽しむ様子を見る事”です。イベントに参加して楽しかった!!という我々に宛てた感想も非常に嬉しいのですが、場を提供した身としては参加して下さった方が気の合う仲間とキャッキャしている様子はそれ以上に嬉しいものです。

・初心者を大切に
 初手ウェルカムジェントル&レディの精神を忘れずに。一軒目ポケカは
バトルシートに初心者スタンプを押して参加できる事、初心者スタンプの方には優しく接する事を必ずアナウンスしていました。
 一軒目ポケカに出た皆様は是非、目の前に初心者が来たらスタンプという目に見えるマークが無くても、心の中で優しくスタンプを押してあげて下さい。これが出来たら最高に素敵です。

⑤最後に

一軒目ポケカは繋がる&楽しむきっかけに過ぎません。
一軒目ポケカは一区切りを迎えましたが、一軒目ポケカにご参加下さったり、注目して下さった皆様が今後も楽しみ続けて下さいますよう、
心より願っております。


最後に、2年間という長きにわたり貴重な場所を貸して下さった
トーナメントセンターバトロコ高田馬場 スタッフの皆様
運営として300%の力で一緒に走り続けてくれた
トリバーさん、マヨさん、黒川啓太郎さん
一軒目ポケカに参加者としてお越しいただいた皆様
本当にありがとうございました。
そして、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

―2019.12.17
ポケカ茶屋(一軒目) じゃら

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