【 #3 家で気軽にプチギャラリー】2L判アートプリントを手づくり額装【後編】制作手順
制作手順
【前編】で準備した道具と材料を使って、アートプリントを額装します。
フレーム(額)をつくる
①(先)丸ペンチを使ってフレームの背面にある4ヶ所の留め具を取り除く
この時、持ち上げるように外そうとするとフチが割れてしまうため、横にスライドするよう引っ張る。
また、手のけがを防止するためにハンカチなど手の下に置いて作業すると良いと思います。
②目打ちを使い、縦横の正中と脚の部分を避けてトンボ金具をつける4か所の位置にネジ穴をあけ、トンボ金具をドライバーで取り付ける
壁にかける場合
①フレーム(上部)の長さを計り、真ん中(三角吊カンをつける位置)に目打ちでネジ穴をあける
※注意するポイントは、三角吊カンの筒突起上部とフレームのフチ上部分が写真のようにぴったり水平になるように重なった状態でネジ穴をあけるようにする。
②三角吊カンをフレームに取りる
マット枠をつくる
ここでは、【前編】で配布したフォトフレーム スクエア PF-34用のマット枠テンプレート(PDFファイル)をA4用紙に等倍サイズでプリントアウトしたものを使用します。
① フォトフレームの内寸法を確認する
100均のフレームは、内寸法が数ミリ大きかったり、小さかったりするので、マット枠をつくる前にしっかり計っておく。ここでは180x180㎜の寸法で進めていきます。
※テンプレートは180x180㎜と177x177㎜の2つのサイズの外枠線があります。(等倍で印刷した場合)
② テンプレートの2辺(上辺と左辺)をカッターで切る
③ 使用するすべての紙材料を次の順に並べ、テンプレートの左上に合わせて揃え、カッターマットに置いてマスキングテープでとめ、180x180㎜の大きさに切る
※注意するポイントは、厚さがあるので一度に切ろうと力をいれてしまいがちですが、数回に分けて1枚1枚なぞるようにやさしく切るときれいに切れます。
上から、
1.2辺を切ったテンプレート
2. 色画用紙くすみカラー 使用する色 1枚【窓枠(118x118㎜)に使用】
3. 環境にやさしい色画用紙 1枚 白色 or 黒色【窓枠(115x115㎜)に使用】
4. 環境にやさしい色画用紙 1枚 白色【2L判アートプリントを貼る台紙に使用】
壁に掛ける場合は、
5. 厚紙(色画用紙くすみカラーの厚紙背板でも良い)1枚
※ここでは、B4 厚紙 黒色 364x257㎜(ダイソー)を使用。
フォトフレーム スクエア PF-34のみ
④ 貼れるボード(厚さ5㎜)を180x180㎜の大きさに切る
段ボールやミラーマット・ポリエチレンシートなどを代用品として使用できる。
あと少しですが、ここでちょっと休憩しましょう。次の工程は窓枠の切り抜きで集中力が必要になります。
窓枠の切り抜き
※必ず小さい方の窓枠から切り抜きはじめます
⑤ 小さい方の窓枠(115x115㎜)を切り抜く
マット枠テンプレートと先の工程で作った用紙(※3.環境にやさしい色画用紙 1枚 白色 or 黒色【窓枠(115x115㎜)に使用】180x180㎜)を重ねてカッターマットにマスキングテープでとめ、切り抜く。
⑥ 大きい方の窓枠(118x118㎜)を切り抜く
マット枠テンプレートと先の工程で作った用紙(※2.色画用紙くすみカラー 使用する色 1枚【窓枠(118x118㎜)に使用】180x180㎜)を重ねてカッターマットにマスキングテープでとめ、切り抜く。
⑦ 2L判アートプリントを貼る台紙に切り込みを入れる
※フォトコーナーシールを使う場合はこの工程は必要ありません。
マット枠テンプレートと先の工程で作った用紙(※4.環境にやさしい色画用紙 1枚 白色【2L判アートプリントを貼る台紙に使用】180x180㎜)を重ねてカッターマットにマスキングテープでとめ、切込みを入れる。
仕上げ
⑧ ⑤と⑥の切り抜いた窓枠を重ね、ズレないように軽く糊を使って貼り合わせる
⑨ 窓枠、台紙等を順番に重ね、まとめる
フレームについているクリアフィルムは作品の保護に役立ちますが、照明や光に反射しやすいため使わず、紙をダイレクトにセットします。
⑩ フレームにセットする
壁掛けの場合は、石膏ボード用Jフックにかけて完成
お疲れ様でした。
【次回】は、フレームを縦に連結して吊り下げる方法をご紹介します。
JAPONISMeDesignWorks(ジャポニスムデザインワークス)の優碧莞(Aoi)です。 いただいたサポートはデジタル修復作業含む創作活動に大切に使わせていただきます。 最後までお読みいただきありがとうございます。