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運命のハセクラ・カップ

興奮冷めやらず。書かずには寝られそうにありません。

4月3日(木)ハセクラカップ当日。夕方5時半ごろ到着すると選手たちはアップを始めていました。

コリアFC側の選手は、見るからに昨日とは違います。ひとまわり身体が大きい。やはり昨日は控えだったのか・・・。

ニューヨークからやってきた日系少年少女合唱団の国歌斉唱のあと、18時にキックオフ。

観客席は、結構埋まっています。地元の人たちで、ほぼ満席。

まさかの山根恵里奈さんも応援に駆けつけてくださいました。ちなみに、お隣はペペ・ハポン氏。ラ・リーガ1部の元審判で、現天皇陛下が浩宮殿下だったときにコリア・デル・リオを訪れた日はバルセロナの試合を審判していてパーティに参加できなかった人です。

第1試合はコバルトーレ女川U14対CFコリアU14。40分一本勝負。

試合は前日に引き続き、コバルトーレ優位で進みます。体格の差も、それほど気になりません。決定機を何度も作りますがサイドネットだったり決めきれず。逆に、やられそうになることもありましたが、落ち着いて守って0-0で終了。PK戦では、こちら側が1本外して4-3で敗戦。

第2試合は、ベティスU14対CFコリアU14。ベティス側はBチーム。コリア側は、おそらくAチーム。体格が大きかったりアフリカ系の選手がいたり、ベティスの選手はオーラが違います。しかし試合は、0-1でベティスの負け。

最終試合は、ベティス対コバルトーレ。今度はベティス側は身体の線が細めの選手に代わりました。ボール支配率は、最初の20分は、ほとんど変わらず。まったく歯が立たない感じはありません。ゴール前まで運べる感じもありましたが刈り取られてしまうことも多く、徐々に押し込まれる展開に。やがて、とうとう我慢しきれず先制されます。

と思った数分後、一本の長いパスをゴール前に運んだ時に交錯しPKを獲得。キャプテンのユウキ選手が見事に決めました。1-1です。

ユウキ選手がベンチに走ってきて派手にゴールパフォーマンス。観客席から雄たけびや拍手喝采で口笛まで聞こえます。途端にコバルトーレは勢いが増し、イケイケな雰囲気に。会場じゅうがホーム感に包まれます。このまま終わってPK戦で勝てば優勝はCFコリア。コバルトーレは2位に。

すると。観客の中から「コバールトーレ!」のチャントと手拍子が。1試合目のときにハポン・ハセクラ後援会でおんどを取っていたのですが、それが自然発生的に始まりました。ニューヨークから来た日系合唱団グループで始まり、反対側の席では2試合とも終わったCFコリアの選手たちが大声で「コバールトオーレ」と叫び続けます。

そのころにはベティスがガンガンシュートを打つようになりますが、ポストに嫌われたり、キーパーがナイスキーしたりディフェンダーがかきだしたり。4点ぐらいは防ぎました。そのたびにチャントが大きくなり。会場じゅうが一体化していきました。交代選手が良いプレーをすると全員で喜び、クロスのタイミングが合わないと全員で悔しがりました。

しかし結果は4-1。現実は甘くありません。

3位のブロンズ支倉像をキャプテンがコリア・デル・リオ市長から受け取ります。ピッチでは、選手同士が健闘を称えあっています。と思ったら、

CFコリアとコバルトーレの選手が全員で円陣組んで雄たけびし始め

胴上げが始まり


肩車が始まり、

最後は、抱っこまでいきました(笑)

ホームステイ先の女の子もお祝いに。いや勝ってないんだけど。

ユニフォーム交換しようか、とお互いに言ってユニを脱いでみたけど、ダメだ、このユニしか持ってない、あげたら替えのユニがないとお互いに気づき。じゃ、コバルトーレはハポン・ハセクラ使節団のウェアをあげるよ、じゃコリアは、別のものをあげるよ、いやだけどそれは昨日、会長さんからもうもらったんだよ、なんてことをジェスチャーと通訳さんを介しながらやりとりし。そのままロッカールームに肩組んで吸い込まれていきました。

言葉は通じなくても。良いサッカーをするとお互いに友情が生まれる。日本とスペインの交流という使節団の使命を立派に果たし、その場にいた大人全員を感涙させた選手たち。本当にありがとう。

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400年以上前、宮城県からヨーロッパへ渡った支倉常長の遣欧使節。スペインに残るその子孫のハポンさんとのご縁を大切にする後援会です。
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